京都三大祭の一つである時代祭が10月22日に行われる。これに合わせ、京都市内の老舗が時代祭にちなんだオリジナル商品を展開し、祭りを盛り上げている。
老舗呉服店の風呂敷が話題
京都市下京区の老舗呉服店「ゑり善」は、毎年10月になると店頭に時代祭の隊列を描いた風呂敷「時代祭」(税込み3850円)を飾る。1584年創業の同店は、京都の三大祭りを描いた風呂敷を約50年前から制作している。
この風呂敷は、同社の看板デザインを手がけた版画家・徳力富吉郎氏(1902~2000年)の原画をもとに、7枚の型を使って絵付けされたもの。維新勤王隊や平安時代婦人列などの色鮮やかな装束が表現されている。
訪日客にも人気、エコな魅力
縦横約1メートルの風呂敷は持ち運びしやすく、訪日外国人客からも人気を集める。結び方次第でカバンにもなることから、若者にも愛用されているという。
広報の広政陽子さん(43)は「澄み渡る秋晴れと山々、装束の列とのコントラストは、京都の四季と時代祭の魅力を凝縮したようなデザインで何度も使えるエコな商品。『包む』という優しさが、国内外問わず伝わってほしい」と話している。
京都御苑カフェで限定スイーツ
老舗菓子店「笹屋伊織」が展開する京都御苑内のカフェ「SASAYAIORI+京都御苑」では、上生菓子と抹茶のセットを22日までの期間限定で販売している(税込み1430円)。
十二単をイメージし、こしあんを包んだ色鮮やかなきんとんの上に金箔をあしらい、上品な甘さを演出する。