静岡県熱海市の断崖に立つホテルニューアカオは、相模灘を一望する露天風呂と昭和レトロな館内で知られる。トンネルを抜けると目の前に広がる海の絶景が、日常から非日常への切り替えを演出する。
海と一体になれる「海へ続く湯船」
ホテルのフロントは17階にあり、客室は14階から3階に続く。15階には露天風呂を備えた大浴場「スパリウムニシキ」があり、朝夕で男女が入れ替わる。一方の露天風呂は「海へ続く湯船」と名付けられ、視界いっぱいに海が広がるインフィニティデザインだ。波は穏やかで、正面には初島とみられる島影や、東伊豆の海岸線、漁船の動きを眺めることができる。
もう一方の「断崖の段々湯」は、段々畑のように三つの湯船を段違いに並べた構造で、松の木が海景に風雅を添える。柱と壁と屋根が額縁の役割を果たし、一幅の日本画のような趣がある。
貸切風呂と日帰り入浴も楽しめる
館内にはヒノキの香りが漂う「彩海」と、海まで5メートルの「波音」という二つの貸切風呂(1時間6000円、要予約)がある。日帰り入浴も可能で、レストランはランチ営業もしているため、宿泊しなくても宿の魅力を味わえる。
客室は和室中心のオーシャン・ウイングと洋室中心のホライゾン・ウイングで全353室。ビュッフェプランのほか、フレンチ(9・10月は休止)や日本料理のプランも用意されている。
昭和レトロな館内と開業からの歴史
ホテルニューアカオは1973年開業。シャンデリアが輝くロビーや吹き抜けの螺旋階段、約500人を収容するメインダイニング錦、射的やゲームコーナーなどに昭和の雰囲気が残り、「昭和レトロ」を体感できる宿として若年層からも注目されている。リニューアルを重ねて快適性を増しつつ、昭和の熱気を残すバランスが中高年のリピーターにも支持されている。
料金は2人1室で平日に利用した場合、1人1万9750円から。泉質はナトリウム・カルシウム―塩化物泉で、日帰り入浴は13時から17時(時期により異なる)まで、無休で2500円(土・日曜、祝日、特定日は3000円)。交通は東海道新幹線熱海駅から送迎10分、東名高速厚木ICから53キロ。住所は熱海市熱海1993-250。



