広島駅弁当(広島市東区)は、唐揚げやみりん焼きなど様々なフグ料理を一折りに詰めた新商品「ふく物語」(税込み1680円)を発売した。山口・下関の老舗旅館「春帆楼」と連携して開発した。
フグ料理の魅力を一折りに
弁当には、フグのうまみで炊きあげ、そぼろをのせたご飯やフグ皮と白菜のあん肝あえ、煮こごりなど6種の料理と、ダイダイを使う春帆楼特製のポン酢を添えた。箱には、初代首相の伊藤博文が1888年、春帆楼でフグを食べておいしさを認め、この食文化が発展した歴史を記した。JR広島、新山口各駅などで販売している。
地域の食文化を伝える使命
春帆楼とのコラボは、山口県内で展開する大規模観光キャンペーンを控えていたことから、1月頃に広島駅弁当側から持ちかけ、研修を通じて助言を受けた。同社は「山口では駅弁事業者の廃業で、地域の食文化が失われつつある。中国地方の郷土食伝承は私たちの使命と考え、この弁当で下関が育んだフグ食の魅力を発信したい」としている。



