国の登録有形文化財を活用したエコな道の駅が山形県新庄市にオープン
国の登録有形文化財を活用したエコな道の駅が山形県新庄市に

山形県新庄市に昨年12月、国の登録有形文化財の建物群を活用した道の駅「新庄エコロジーガーデン原蚕の杜」がオープンした。約10ヘクタールの広大な敷地は、かつて日本の近代化を支えた養蚕の研究施設だった。

歴史的建造物を再生

1930年代に建てられた建物群は国の登録有形文化財。副駅長の八鍬幸紀さんは「蚕糸試験場は全国に十数か所ありましたが、現在も残っているのは新庄市と東京都日野市だけ。建物群や敷地全体が現存するのはここだけです」と話す。旧庁舎の展示室には蚕の標本や試験場時代の道具類、地元出身の養蚕研究者の資料などが展示されている。

広い敷地に時代を感じる建物がゆったりと並び、かつての庁舎と各蚕室は外壁で囲まれた渡り廊下で結ばれているのが豪雪地域らしい。「今度はおばあちゃんも連れてこよう。絶対懐かしいって気に入ってくれるよ」という家族連れの来場者の声が聞こえた。

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直売所とカフェ

旧第五蚕室1階にある「産直 まゆの郷」に入ると、色とりどりの花が目に飛び込んでくる。「切り花は年間を通じて人気です」と同直売所会長の坂本孝一郎さん。キュウリやナスなど夏野菜に加え、9月になれば芋煮に欠かせないサトイモも店頭に並ぶ。五目おこわやレバーフライなど総菜も豊富で食欲をそそられる。冬はカブやいぶし大根の漬物などもおすすめだそうだ。

旧第四蚕室1階の「おやさい cafe AOMUSHI」ではランチと休憩を。ピッツァは青色が特徴の新庄東山焼の器に盛り付けられ、ボリューム満点ながらペロリとおなかに収まった。夏はフレッシュなトマトを使ったピッツァなど地元の旬の野菜を使ったメニューも楽しみだ。

リラクゼーションとイベント

カフェの隣にあるのは「森のスタジオ by そら」。予約制でマッサージや鍼灸の施術、ヨガのレッスンなどが受けられる。木のぬくもりのある空間で、リラックスした時間を過ごせるのもうれしい。

8月を除く5月から11月まで第3日曜に開催される「キトキトマルシェ」は、毎回テーマに沿った催しが企画される。次回の9月20日の「蘇りのマルシェ」では、盆踊りなどが企画されているという。ドライブで訪れてみてはどうだろうか。

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