島根県益田市でホワイトニングサロンを経営する益成将野さん(45)が、歯に着色しにくく、コーヒー本来の風味も楽しめる「クリアステインレスコーヒー」を開発した。歯科衛生士の資格を生かし、着色を抑える方法を研究。益成さんは「着色汚れのストレスなく、気軽に飲んでほしい」と話す。
着色のメカニズムと開発のきっかけ
歯の着色汚れは一般に「ステイン」と呼ばれている。コーヒーに含まれるポリフェノールの一種「タンニン」などの成分が、歯の表面にあるたんぱく質の膜に反応して茶色がかった汚れにつながる。
開発のきっかけは、来店客から「ホワイトニング後にコーヒーを飲むのを我慢している」との声を多数聞いたことだった。自身もコーヒー好きのため、「本来、コーヒーは心を落ち着かせてくれるもの。我慢することなく楽しめる方法はないか」と思い、今年4月から開発に取り組んだ。
40回以上の試作と効果
仕事の合間に着色のメカニズムを勉強し、コーヒー豆の焙煎時間や抽出方法を変えるなど40回以上試作を重ねた。その結果、低温でゆっくり水出しすると成分が抑えられることや、適切と考える焙煎時間が分かった。複数の卵の殻に異なる種類のコーヒーを長時間付けて着色の度合いを調べたところ、市販のコーヒーと比べて最大で2割ほど汚れが軽減したという。
商品は、香り高くまろやかな味わいのコーヒー豆をブレンドした粉末を詰めたコーヒーバッグ5包入り。基本はアイスコーヒーで楽しむが、電子レンジで加熱しても問題ないという。
商品概要と購入方法
価格は4000円(税込み)。妊婦やカフェインを控えたい人向けの「デカフェ」は4500円(同)。販売専用サイトで購入できる。問い合わせは専用メール(clearcoffee08@gmail.com)。
益成さんは「コーヒーのデメリットを気にせず、心にゆとりを持った生活を送れる手助けになれば」と話した。