チョコレート専門店「Minimal - Bean to Bar Chocolate -(ミニマル ビーン トゥ バー チョコレート)」が販売する「チョコレートのかき氷」が、夏の定番スイーツとして注目を集めている。氷そのものがチョコ味という斬新なアイデアで、これまで「チョコレートは夏に売れない」とされてきた常識を覆した。
氷がチョコ味、ふわふわ食感で頭がキーンとしにくい
同店広報担当の加藤空見子さんは「昨年好評だったので、この夏は提供する店舗を増やしました」と話す。昨年は麻布台ヒルズ店限定だったが、今年は代々木上原店と仙川店でも販売を開始。テイクアウト1200円、イートイン1300円で提供されている。
このかき氷の最大の特徴は、氷そのものがチョコレートでできていること。2種の自家製チョコレートで作った氷を2層に重ね、下層はトリニダード・トバゴ、ブラジル、ガーナ産のカカオをブレンド、上層はガーナ産カカオを使用。練乳をかけるとミルクチョコレートのような味わいに変化する。ハラハラと舞う粉雪のような口どけで、通常の氷のように頭がキーンとしにくいフワフワ食感がファンの間で評判だ。
夏の集客に大きく貢献、気温30度で注文5割
「かき氷は夏の集客に大きく貢献しています」と加藤さん。店内で飲食する客の約3割がかき氷を注文し、気温が30度前後になるとかき氷がパフェを上回り、ピーク時には約5割に達するという。SNSの影響も大きく、「先日インスタグラムを見たというカナダ人の方が『カナダにはないので食べたかった』と来店されました」と加藤さん。海外からの観光客にも人気を集めている。
京都のチョコ専門店でも人気、溶けにくさも魅力
暑い京都でも同じような進化系かき氷がヒットしている。京都のチョコレート専門店「COCO KYOTO」のシェフパティシエ、横田克久さんは「京都の夏は暑いですが、平日にも多くの方がかき氷を目当てに足を運んでくれます」と話す。同店の「かき氷ショコラ 2種のソースと温かいほうじ茶付き」は2150円(税込)。自家製生チョコガナッシュ入り葛餅がトッピングされている。
「見た目はかき氷、味はしっかりチョコレート。普通の氷にはない、ふんわりとした口どけと溶けにくさが特徴です」と横田さん。ガーナ産カカオのチョコレートに水や牛乳を合わせた氷を削って作る。夏の京都を訪れるリピーターからは「夏に京都へ行くと必ず食べる」という声もあり、夏の売り上げ向上につながっている。
こうしたチョコレートかき氷は、SNSでの拡散も後押しし、暑い季節にぴったりの新感覚スイーツとして定着しつつある。



