縁側で読書とドリンクを楽しむ書店「ちいさな庭」が岐阜・恵那にオープン
縁側で読書とドリンク楽しむ書店が岐阜・恵那に

岐阜県恵那市山岡町に、自然科学や人文書、民俗学などの本を扱う書店「BOOKS&FARM ちいさな庭」がある。店の横には庭があり、縁側で読書やドリンクを楽しむことができる。書店と並行して農業も営み、自家農園で取れた野菜や、果物を使った飲み物も提供している。

移住を機に2024年8月に開店

店主の大橋さんは、夫婦で移住してきたことを機に、2024年8月から店を始めた。名古屋市出身で、上京して都内で仕事をする中で農業がしたくなり、移住を決めた。農地がある場所を探し、田んぼが広がって開けている岐阜県恵那市山岡町に魅力を感じている。

移住を決めた時から書店をしようと決めていたわけではない。書籍や書店が好きだったことに加え、移住先のそばに書店がないことが自分でもつらく感じ、本を売ることにした。農業の屋号として考えた「ちいさな庭」を店名に用いている。

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店主が選ぶおすすめの3冊

1冊目は「ファンタジア」。筆者は幅広く活動するイタリアのデザイナーで、特に子どもの創造力を尊重している。「みんなが創造性を持っているという筆者の考えは、ものを作ることへの勇気をくれました。美大生時代に初めて読んでから、繰り返し読み直す随筆です」と店主は話す。

2冊目は「あいたくて ききたくて 旅にでる」。岐阜県出身の作者が、宮城県内の民話を聴き歩き、まとめたもの。その土地や人の影響が加わりながら受け継がれてきた民話について、「民話にはうば捨てなど負の側面もありますが、小野さんの聴く力のすごみを感じ一気に読み終えました」と語る。

3冊目は、詩人である筆者の詩を中心に、漫画やエッセーも収めた「火を焚きなさい」。夜の静けさやたき火のあたたかさといった、こちらに居を移してから自分の感じたことが、まさに書かれているように思うという。

店舗情報

「色々な考えの人がいる」ということがわかるような選書を心がけている。どなたでも、庭と一緒に、書店を楽しんでもらえたらと思う。

BOOKS&FARM ちいさな庭は、岐阜県恵那市山岡町田沢3381の2。営業時間は木~土曜の午前10時~午後5時。約2000冊(新本9割、古本1割)を扱う。冬季(1、2月)は休業となる。

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