元乃木坂46の俳優・若月佑美さん(32)が19日、都内でデビュー15周年を記念した作品集『FIRST EGOISM』の刊行記念トークイベントを開催し、取材会に応じた。
先行カットで話題を集めたのは、腕にタトゥーが入り、タバコを持つカット。実はタトゥーはシールで、タバコも吸っていないという。
タトゥーシールのデザインは描き下ろし
若月さんは「タトゥーシールに関して、デザインは私の描き下ろしで。タトゥーシールとして貼るにはどういう形が一番なのか綺麗にしていただいて作った形になります」と説明。
さらに「コンセプトとしては、私がタトゥーシールを首と腕に貼って、タバコも持っている。私はタバコを吸わない非喫煙者で、実際は吸えないんですけど(笑)。その形にした時に、自分が今までドラマとかをやっていて、その役のテーマとして、例えばタバコを持つとか、いろんな表現の仕方を学ばせていただいた。その中で、私が急にタトゥーシールをシールとは言わずに貼って、タバコを持ってるっていう状況で、どういう見え方になるのかなって思った。きっと驚かれる方がたくさんいたと思うんです。ただ、全てが実際は嘘。タバコも吸ってないし、タトゥーもシールだった」と明かした。
SNS社会への警鐘を込めて
その上で、「今はSNS社会になって、いろんなものが切り取られがち。AIも進化していて、昔だったらコラ画という名前であったと思うんですけど、それがよりもっと進化しすぎていて。今は、どれが本当で、どれが嘘か、わからない状況になっているなと思う。優しい世界で楽しく見れる分にはいいんですけど、人によっては悪用したりとか、詐欺に使ったりとか、危うさをすごく感じていて。1度、提供された情報に関して、自分の中で考えて、照らし合わせて、向き合って、本当にそれが正しいのか、自分に必要な情報だったかを考えて生きていかなきゃいけないんだと自分も身を思って感じました。一緒に同じように考えてくれる人がいたらいいなと思って作りました」と真意を語った。
思わぬ大きな反響となったタトゥーシールについて、若月さんは「意図として、そういう反応が来るだろうなという元で作ってはいて。タイパ、コスパと今はSNSとかネットで情報をすぐに仕入れる。いい面もあり、やっぱり難しいものもあるなとは思っていて、そこを表現したいなと思って作っていた。結果としては、その作った意図通りではあるんですけど、ただいざそうなるとちょっとドキッとしますし、申し訳ない気持ちにもたくさんなりました。ファンの手には『安心してください』という気持ちはあります」と驚きを明かした。
また、作品集の後半には全作品の解説が掲載されており、「その中にタトゥーはシールですし、タバコは吸えないので火つけて持ってるだけです、みたいなこと書いてあるので、ぜひ見ていただいたら。他にも、いろんな作品の理由を全て書いているので、ぜひ読んでいただけたら、安心してもらえるかなと思います!」と呼びかけた。
初の作品集に「わがままを詰め込んだ」
俳優・モデルとして活動しながら、二科展で通算9回入選し、特選入賞するなどアートにも才能を発揮する若月さん。本作は若月佑美さん自身を作品として撮影した、「写真集」でも「エッセイ」でもない、15年間積み重ねてきた表現を一冊に収めた初の作品集。写真・絵画・言葉を通して、これまでの歩みと未来への想いを閉じ込めた。
タイトル『FIRST EGOISM』には「“本当に、自分やりたかったことをやってみる。その原点に戻りたい”という思い」が込められ、衣装やコンセプト、撮影場所などの打ち合わせから若月さん自身が参加。初タッグとなる武井宏員氏による撮り下ろし写真、これまで描きためてきた絵画作品に加え、写真と絵画を融合させた新たな表現にも挑戦している。
若月さんは「作品自体をその収録したいという思いで、写真集ではなく作品集という名前にしました」と話し、「本当にタイトルのまま、私のわがままを詰め込ませていただきました。『あれしたい』、『これしたい』、『こういう表現がしてみたい』というものを余さず全部全て詰め込んだ形になるので、ぜひ私、若月佑美という人間の概念、思想を感じてもらえたらうれしいなと思います」と発信した。
本書発売後の10月3日からは、キャリア初の作品展開催も決定。今回の作品集に収められた撮り下ろし写真や未収録カット、新規制作作品に加え、これまで発表してきた作品群も展示される。



