アニメ「ちびまる子ちゃん」の「おばあちゃん」役などで知られる声優の佐々木優子さんは、生成AIで声が作り出せる時代に危惧を覚える一人だ。AI時代、人の声を守るために必要なこととは何か。AIが作れない人の声の価値について、抑揚や間が届ける「情報」以外のものを含めて語った。
法務省検討会の提示は「大きな一歩」
法務省の検討会が声も「みだりに利用されない権利」や「パブリシティー権」による法的保護の対象になると示したのは、声優にとっても、日本の文化にとっても、大きな一歩だったと佐々木さんは話す。
特に「みだりに利用されない権利」は、プロ・アマを問わず全ての人の声が法的保護の対象になるという考え方で、AI(人工知能)社会で人間を守るためにとても必要だと述べた。
生成AIの進歩への危惧
生成AIの進歩の速さは恐ろしいほどだとし、好きな声優の声で好きな言葉をしゃべらせるようなこともできてしまうと指摘。声優やキャラクターの声を合成し、商売に利用しようとする人もいるだろうと懸念を示した。
その上で、佐々木さんは「声は私そのもの」と語り、人格権の中でも声は重要な位置を占めるとの考えを示した。



