厚生労働省の専門家部会は26日、アルツハイマー病治療薬「レカネマブ」(商品名レケンビ)の皮下注射について、製造販売の承認を了承した。現在使われている点滴薬と比べて投与時間が大幅に短縮され、患者や医療機関の負担軽減が期待される。
投与時間が大幅に短縮
レカネマブは早期アルツハイマー病患者らの脳内に蓄積する異常なたんぱく質「アミロイドβ(ベータ)」を取り除き、進行を抑える。製薬大手エーザイなどが開発し、2023年に発売された。
皮下注射は、ペン型の注入器で、腹部や太ももなどに週1回、2本注射する。1本あたり約15秒で終わる。国内外の患者が参加した臨床試験では、有効性や安全性が点滴薬と同等だと確認された。
通院負担の軽減に期待
点滴薬は、2週間に1回、医療機関に通い、1時間程度の点滴を受ける必要があり、通院負担などが課題になっている。皮下注射の承認により、こうした負担の軽減が期待される。



