離ればなれの襖絵、150年ぶり「再会」 大英博物館展が25日開幕
離ればなれの襖絵、150年ぶり「再会」 大英博物館展

イギリスの大英博物館が所蔵する日本美術の名品約200件を紹介する「大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱 海を越えた江戸絵画」展(朝日新聞社など主催)が25日、東京・上野の東京都美術館で開幕する。見どころの一つは、日・英・米の3カ国に離ればなれになっていた襖絵群の、約150年ぶりの「再会」だ。

再会した襖絵の詳細

大英所蔵の「秋冬花鳥図襖」と、今展に特別出品される米・シアトル美術館所蔵の「琴棋書画仙人図襖」。これらがかつて表裏一体だったことは以前から知られていたが、近年の調査で、青森県の宮越家に伝わる「春景花鳥図襖」と裏面の「名所風俗図襖(三保松原・清見寺)」も一連の襖絵だったことが判明した。元は奈良・談山神社にあったが明治期に流出し、のち3カ所に分蔵された。

展示の再現空間

今展では、昭和期に分離された英米の襖を再び表裏に合わせ、宮越家の襖と直角に配置して往時の空間を再現。大英と宮越家の花鳥図は水辺の描写が連続し、秋から冬、春の情景へと移り変わっていくことがわかる。

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東京都美術館の山田桂子学芸員は内覧会で「この再現展示が実現したのは、各地の研究者や学芸員、収集家たちが研究の成果を持ち寄ってきた、文化交流の積み重ねの結晶」と話した。

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