プロ雀士・岡田紗佳さん、夏休みの反復学習で偏差値20アップし青学高等部に合格
岡田紗佳さん、反復学習で偏差値20アップし青学に合格

プロ雀士、タレント、モデルとして活動し、この夏に歌手デビューした岡田紗佳さん(32)は、高校受験に向けて猛勉強を始めた中学3年の頃に、努力を惜しまない姿勢を培った。夏休みに徹底反復を戦略とする勉強法を実践し、その結果「偏差値20アップ」を果たした。目指した青山学院高等部(東京)に合格した岡田さんの攻略法をひもとく。

中3の春は「苦労した」

本気で受験勉強を始めたのは14歳の春。大手進学塾の早稲田アカデミーに入ったばかりの頃の3教科総合の偏差値は50台だった。中学3年になって間もない時期は塾の先生が授業で言っていることも分からず苦労したという。

実は6歳の頃から親元を離れ、祖母が暮らす中国で生活していた。中国の小学校で勉強にいそしみ、英語や数学を先取りして習っていた。小学6年の夏に帰国し、日本の中学校に進学しても、中国での先取り学習のおかげで勉強が楽だと感じていた。1年のときに英検準2級を取得できたこともあり、3年の春まではそれほど勉強せずに過ごした。塾に入ってから「うわ~、ずいぶん先に進んでいるな」と勉強の遅れに気付いた。

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「やればできるはず」と反発

志望校は東京・渋谷にある青山学院高等部。渋谷で遊びたいという明確な目標があり、青学なら親も納得するだろうと考えた。ところが塾の夏期合宿参加を前に父に「青学を受けたい」と伝えると「無理だろ」と言われ、反発心が湧いた。中国で猛勉強した経験もあるし、「やればできるはず」と燃え、夏休みは朝から晩まで受験生モードに突入した。

「55分ほど勉強したら、5分休む」と自分の時間割を作り、休憩中はゴロンと寝転びダラダラすることを徹底。手元で遊んでしまわないようにと、母に頼んで携帯電話を解約してもらったのも、たしか夏か秋だったという。

徹底反復で偏差値70台に

勉強法はとにかく「反復」で、ひたすら入試の過去問を解き続けた。過去問は「自分の弱点を見つけるための教材」だった。できなかった問題を見つけ、どうすれば分かるようになるのかを考え、関連分野を探して重点的に学び、弱点をどんどん克服した。

青学の過去問は10年分ほど用意し、間違えた問題が完璧に分かるようになるまで7、8回は繰り返し解き直した。傾向を幅広くつかむため、他校の過去問も数年分解いた。その結果、3教科総合の偏差値が70台までアップ。さらに模試で全国6位を取り、塾の先生に褒められた。

不合格でも落ち込まなかった

成績が上がり自信はついたが、実は冬に青学の推薦入試を受けて落ちている。面接で「来校したときの印象」を聞かれたが、文化祭にも行っていなかった。嘘をついてもきっとバレると思ったから、「来たことはないです」と答えた。「落ちるな」と思ったが、一般受験で合格するつもりだったので、あまり落ち込まなかった。

一般受験は青学のほか、渋谷にアクセスの良い他の高校にも出願した。冬になっても勉強法は変えず、過去問を解き直した。直前に詰め込んだ短期記憶より、こつこつと積み重ねた長期記憶のほうが入試のような緊張状態でも瞬発的に引き出せるという。入試直後には「8、9割は取れたな」という確かな手応えがあった。

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青学合格を知ったあと、すぐ母に「早く携帯を契約して」と頼んだ。我慢していた分、早く遊びたかったのだ。勉強は時間をかけた分だけ理解できるようになるものだと思う。小中学生時代に努力のキャパシティーを広げたので、大人になってからも「もっとできるはず」と努力することができる。芸能事務所の人にスカウトされたのは渋谷で、「渋谷の高校に通いたい」との目標は今の自分の活動にもつながっていると語った。