アニメーション映画「ミニオンズ&モンスターズ」が、TOHOシネマズ日比谷などで公開中だ。小さくて黄色い不思議な生き物ミニオンたちが、今回の舞台は映画製作の世界。1920年代のハリウッドを舞台に、ひょんなことからサイレント映画に出演したミニオンズが一躍スターになる。映画作りに魅せられたミニオンのジェームズと仲間たちは、自分たちの映画に出演させようとモンスターを召喚する。最初に現れたグーミーは、うってつけのモンスターがいるとジェームズらを誘い、旅に出る。
映画史へのオマージュが満載
作中には、最初期の映画「工場の出口」やチャップリンの「モダン・タイムス」など、数々の記念碑的作品に対するオマージュが散りばめられている。セットや衣装、重そうな機材の質感といった撮影現場の描写には、映画好きならずともワクワクさせられる。当時の映画界は、サイレントからトーキーへと急速に移行する一大変革期。出演者であるミニオンズが脚本やカンペの文字を読めないためにピンチに陥るなど、映画の歴史がストーリーの中でうまく織り込まれている。
サイレント映画への敬意
突如カメラが引き、早送りになる場面も。ちょこまかしたミニオンがさらにせかせかと動く様子に、おかしさがこみ上げる。せりふでなく動きで笑いを誘うこうした演出には、古き良きサイレント映画への敬意がにじむ。字幕版のミニオンたちの声は、これまで通りピエール・コフィン監督が一人で担当。日本語も含め様々な単語が飛び出す独特の「ミニオン語」に、思わず頬が緩む。
作品はアメリカ映画で、上映時間は1時間30分。公開中だ。



