不気味なもの好きの50代漫画家が伊豆「怪しい少年少女博物館」で感じた感慨
不気味なもの好き漫画家が伊豆の怪しい博物館で感じた感慨

世間を沸かせたバツ3の叶井俊太郎氏との結婚から15年あまり。漫画家・くらたまに降りかかったのは、夫の死と、残りの人生をどう独りで生きるかという「新たな人生設計」だった。夫亡き後の日々の暮らしや感じたこと、そして新たな挑戦の日々を漫画とエッセイでお届けする連載の第23回。今回は、50代おひとりさまとなったくらたまが、女性4人で参加した2泊3日の「大人の修学旅行」での出来事を描く。

女4人、伊豆高原の宿での解放感

参加メンバーは30代のYちゃん、Hちゃん、40代のRちゃん、そして50代のくらたま。伊豆高原のとある宿を借り切り、初日は肉や野菜を焼いたり、海を見ながら露天風呂に入ったり、飲みながらカラオケで歌いまくったりと盛りだくさんだった。くらたまは「帰ってご飯作らなきゃ」がないことの気楽さに、結婚・出産前の若い頃に戻ったように久しぶりに気分が解放されたと振り返る。

2日目、3人で「メキシコ館」こと蝋人形館へ

2日目の朝10時頃、30代のYちゃんとHちゃんがカラオケルームで歌い出し、隣の食堂で鯵の干物、味噌汁、Rちゃんお手製のぬか漬けで遅めの朝食をとっていたくらたまとRちゃんは「元気だね」と感心していた。ひとしきり歌い終えたYちゃんが「昨日行きがけに見た、蝋人形館に行ってみましょうよ」と提案。くらたまとHちゃんが即賛同し、Rちゃんは仕事があると残り、3人で車で件の蝋人形館を目指した。その館は「メキシコ館」と呼ばれており、なぜメキシコなのかと謎めいた会話を交わしながら向かった。

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「怪しい少年少女博物館」との遭遇

ところが、車を走らせるうちに「怪しい少年少女博物館」という看板が目に入る。くらたまは「不気味なもの」や「奇妙なもの」が子供の頃から好きだったと明かし、その博物館に強く惹かれた。一行は急きょ予定を変更し、その博物館を訪れることにした。館内には、どこか不気味な少年少女の蝋人形や展示物が並び、くらたまは子供時代に戻ったような感覚を覚える。同時に、かつて夫・叶井俊太郎氏と一緒に訪れた奇妙な場所や、彼との思い出がよみがえったという。

旅先あるあるのハプニングと感慨

旅先ならではのハプニングも発生したが、くらたまはそれも含めて楽しむ。そして、この「怪しい少年少女博物館」での体験を通じて、夫との記憶が鮮明に蘇り、独りで生きていく中での新たな感慨を得る。くらたまは「大人の修学旅行は若いうちに」と締めくくり、今回の旅が人生後半の独り旅として貴重な経験になったことを示唆している。

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