お笑い芸人のカンニング竹山が、飲み仲間を探しに街へ繰り出し、昼飲みを楽しむBS-TBSの番組『カンニング竹山の昼酒は人生の味。』(毎週月曜23:00~)が22日に放送された。今回は東京・高円寺で、竹山が偶然出会った人々と酒を酌み交わした。
結婚2年目の夫婦、出会いはロックバンドのライブ
最初に竹山が声をかけたのは、結婚2年目の夫婦。大阪から引っ越してきて半年だという。高円寺に住み始めた理由は、夫の通勤の関係。そして関東出身の妻が高円寺に時折遊びに行っていた過去があり、思い入れのある街だからだという。
出会いは、アーティスト・Makiのライブ後。妻は知人の家に泊まりに行ったが、その家は友人の溜まり場にもなっており、そこに夫も顔を出したことだった。そこで一目惚れした妻は、インスタグラムを交換した。電話などはしていたが共通の話題がなく、一時は疎遠になった。だがある日、妻が夫が住んでいる大阪にライブで行くことに。そこで妻の友達が背中を押した。「こんな機会がないといつ付き合えるか分からない」と。連絡したところ、夫は快く来てくれて、そこで晴れて付き合うことになった。
最初は関東と大阪の遠距離恋愛だったが、月1回、旅行気分で会いに行きデートを繰り返し、ついに成婚。そんな2人の幸せそうな様子に、竹山は「俺は妻とは音楽の趣味が合わなくてバカにされているから、ああやって同じ音楽好きでつながれているのはうらやましい。幸せになってほしい」と感想を述べた。
沖縄から上京した女性2人組にスリムクラブ真栄田がサプライズ登場
次に道端で竹山が声をかけたのは若い女性の2人組。2人とも沖縄出身で、1人は転勤してきて東京に住み始めたばかり。もう1人は、それを頼って東京観光に来ていた。竹山から声をかけられた途端、観光にきた女性が「ヤバい!」と大興奮。「東京に来たら有名人に会えるかなと思っていたら会えた」とはしゃいでいた。
2人は東京の気になる街を散歩中のところだった。観光で来た女性も、いつかは東京で働きたいという熱意があり、それを見た竹山は突如、どこかへ電話。それは、沖縄出身の芸人・スリムクラブ真栄田だった。ビデオ通話で真栄田は2人に「俺も上京した時は緊張したけど、東京にも優しい人はいるから…」と語り、自らのギャグ「いいよぉ!」を披露。あまりのことに、彼女たちは「やばー!」「エグい!」と感動しきりだった。そして去り際にこう一言。「今日のことは一生、忘れません」──。
ダイエット中の男性、竹山が「ちょっと痩せすぎ」とアドバイス
最後に竹山が声をかけたのは、若い男性。なんでもこの1年で10kgも太ってしまい、ダイエットのために散歩中だったという。1日に15km歩くこともあるという男性に、竹山が体重と身長を聞くと、177cmの67kg。太っては見えないが、お腹がふくらんでしまったのだそうだ。
これに竹山も「俺が20代前半の時は、168cmの60kg台だった。これから早いよ~」とからかい、一方で男性は、竹山の体型を「幸せそう」とおだてる。そこで竹山が思い出す。「この間、テレビで見たけど、ちょっとぽっちゃりの方が老化防止のためのホルモンが出やすいらしい。計算したら、あなたはちょっと痩せすぎ。もう少し太ってもいい」と言うと、男性は複雑な顔をしながらも「今日は散歩やめます」と笑った。
高円寺は「東京の中に残った、最後の雑多な自由区」
今回、登場した高円寺で出会ったのは5人。それぞれがそれぞれの人生を抱え、いろんな想いを持って、この街を歩いていた。ちなみに、高円寺といえば、古着屋、ライブハウス、古本屋、小劇場、喫茶店、個人経営の居酒屋が密集しており、サブカル、音楽、アートが自然に混ざり合う街として知られている。
表参道や銀座、下北沢、吉祥寺と東京にはおしゃれな街がたくさんあるが、その中でも高円寺は、いわば「東京の中に残った、最後の“雑多な自由区”」。ちょっと変わった趣味を持つ人や表現者などが生きやすい街で、個性的な飲食店も多く、独特のカルチャーが感じられる。
今回、登場した人たちは決して、特別な人たちではない。高円寺という街に住んだり、遊びに来たりしたという共通点があるだけだ。だが、そんな彼らの人生は、本当に個性的であり、普通の幸せと普通の悩みを抱えており、その“普通”さが、心を癒やしてくれる──。人生は当然、一人ひとり違う。それらを、街を変えながら、昼飲みしながら、聞いていくこの番組は、BSならではの企画力と、月曜の夜にのんびり見るには、とてもほっこりする良番組だと感じられた。この放送は、TVerで配信されている。



