HYBEの収益構造を徹底解剖、日本子会社が稼ぎ頭で米国は赤字の謎
HYBE収益構造、日本子会社が稼ぎ頭で米国赤字の謎

韓国最大のエンターテインメント企業HYBEの収益構造を分析すると、意外な構造が見えてくる。稼ぎ頭は日本子会社のHYBE JAPANで、売上高約790億円、最終利益約60億円(2025年度)を達成。これはサザンオールスターズや福山雅治が所属するアミューズの売上高696億円、営業利益61億円(26年3月期)に並ぶ規模だ。

日本子会社が収益を牽引、アジア売上高の7割を日本が占める

HYBEの2025年売上高は2兆6498億ウォン(約2790億円)。地域別ではアジアが41%を占め、その約7割を日本市場が占めている。つまり、日本市場は全社売上高の約3割に相当する“キャッシュカウ”だ。

HYBE JAPANは、HYBE MUSIC GROUP所属アーティストの日本公演や音盤・音源流通、コンテンツ制作などを手がける。2025年の総観客動員数は約180万人、公演回数は112回。これはグローバル公演回数279回、動員数約330万人の過半を占める規模だ。

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SEVENTEENが日本公演で大きく貢献、米国子会社は赤字

特に貢献したのはPLEDIS所属の13人組グループSEVENTEEN。2025年は日本4都市で10公演を行い、動員数は約42万人に達した。一方、HYBEの日本関連会社で唯一赤字だったのがYX LABELS。9人組グローバルボーイズグループ「&TEAM」や、後に新レーベル「JCONIC」へ移籍した「aoen」が所属し、2025年デビューに向けた先行投資が影響したとみられる。

過去3年間の事業別売上高を見ると、「公演」と「物販」が明確に増加。コロナ禍の落ち着きと、ワールドツアーを開催できるアーティストが育ったことが要因だ。

HYBEの強みはオーナー系企業体制、日本市場の重要性は今後も継続

HYBEの強みは創業者であるバン・シヒョク会長が率いるオーナー系企業である点だ。意思決定の迅速さと長期的視点に立った投資が可能で、日本市場への集中投資もその一環。米国子会社が赤字である一方、日本市場の収益力は際立っており、今後のHYBEの成長を支える柱となる。

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