俳優の渡辺篤史が案内役を務めるテレビ朝日系の人気番組『渡辺篤史の建もの探訪』(毎週土曜 前4:25)は、2026年7月11日の放送で、東京都小平市に建つ「高い壁で庭を部屋の一部にした家」を取り上げる。
2つの箱を組み合わせた独創的な外観
今回紹介される「荻邸」は、2つの箱を組み合わせたような外観が特徴だ。一般的な住宅では建物を北側に寄せて南側に庭を設けることが多いが、荻邸はあえて建物を西側に配置し、東側に庭を設けた独創的な設計を採用している。
LDKは東面を全面開口とし、庭と一体化した開放的な空間を実現。一方で、それ以外の三方の開口部は抑えられ、落ち着いた雰囲気に仕上げられている。この設計により、室内にいながら庭の緑を感じられる生活が可能となった。
プライバシーと採光を両立した庭
庭には隣地との間に高い壁を設け、プライバシーを確保。さらに、上部のバルコニーにはグレーチング(格子状の金属製床材)を採用することで、十分な採光も確保している。これにより、外部からの視線を遮りながらも明るい庭空間を実現している。
玄関横には、将来的に店舗などへの転用も見据えた多目的室を配置。ライフスタイルの変化に対応できる柔軟な間取りが特徴だ。
ライフスタイルの変化に対応する工夫
2階にはデスクを備えた勉強コーナーや、朝日が差し込む大きなガラス窓の洗面室、将来2部屋に分けられる子ども部屋など、家族の成長や生活の変化を見据えた工夫が随所に盛り込まれている。
荻邸は2025年4月に竣工。敷地面積は138.3平方メートル(41.8坪)、建築面積は55.1平方メートル(16.7坪)、延床面積は100.2平方メートル(30.3坪)。構造は木造在来工法で、設計は荻逃魚/N&C一級建築士事務所が担当した。
番組では、渡辺篤史が実際に住宅を訪れ、設計者の意図や住まい手のこだわりを丁寧に解説する。個性派住宅に興味がある視聴者にとって見逃せない内容となっている。



