ジョージアのティムラズ・レジャバ駐日大使が、日本の鉄道に対する印象を語った。東京と首都トビリシの地下鉄の違いや、のんびりとした鉄道旅の魅力について、独自の視点で答えている。
日本で増すジョージアの存在感
ジョージアという国名を聞いて何を思い浮かべるだろうか。黒海の東岸、コーカサス山脈の南麓に位置し、ロシアやトルコなどと国境を接する。日本の5分の1ほどの国土(約7万平方km)で人口は約380万人(2025年、国連人口基金)。
最近は同国の郷土料理「シュクメルリ」が松屋フーズの期間限定メニューに登場するなど、日本にいながらジョージアの文化を垣間見る機会が増えた。
のんびりとした鉄道の旅
レジャバ大使は、日本の鉄道について「時間に正確で清潔。しかし、乗客が忙しなく動く印象がある」と述べ、対照的にジョージアの鉄道は「のんびりとしており、車内で会話を楽しむ文化がある」と語った。
東京とトビリシの地下鉄の大きな違いとして、大使は「東京の地下鉄は網の目のように張り巡らされ、乗り換えも複雑だが、トビリシの地下鉄は路線が少なく、駅も深い場所にある」と指摘。実際、トビリシの地下鉄は一部の駅が地下50メートル以上に位置し、エスカレーターの乗車時間が長いことで知られる。
ジョージアと日本の鉄道について質問
大使は、日本の鉄道技術に高い関心を示し、「特に新幹線の速さと静かさには驚かされた」とコメント。一方で、ジョージア国内の鉄道網の近代化に向けて、日本の技術協力に期待を寄せた。
また、観光面では「ジョージアの鉄道は山岳地帯を走る絶景ルートがあり、ワイン産地を巡る旅もおすすめ」とアピールした。
日本で触れるジョージア文化
日本国内では、ジョージア料理の人気が高まっているほか、ミラノ・コルティナ冬季五輪では、フィギュアスケートのペアフリーで、ジョージア史上初の冬季五輪メダルとなる銀メダルを獲得したアナスタシア・メテルキナとルカ・ベルラワの「メテベル」ペアが話題になった。日本の「りくりゅう」ペアの金メダルに次ぐ活躍で、会場に掲げられた白地に5つの赤い十字を配したジョージア国旗をテレビ中継で目にした人も多いだろう。
日本でも少しずつ存在感が増しているジョージア。これまでに2度、同国を訪問したことがある筆者としては、3つの都市を簡単に紹介したい。



