京都市東山区の花街・宮川町で、芸妓(げいこ)組合長が21年ぶりに交代した。前任のふく葉さんと後任のふく佳さんの2人が、11日まで同町歌舞練場で開催中の舞踊公演「みずゑ會」で、息の合った踊りを披露している。
「都十二月」で共演
ふく葉さんは1976年、ふく佳さんは84年にデビュー。舞台で踊る「立方(たちかた)」、三味線や唄で支える「地方(じかた)」の両方を高いレベルでこなすベテランだ。「みずゑ會」では、京都の年中行事や季節の風物を表す「都十二月」で共演している。
規約改定し後進に委ねる
ふく葉さんは2005年に芸妓組合長に就任。芸舞妓49人(10日現在)を取りまとめてきた。3年ごとに選挙で選ばれてきたが、最長任期の決まりがなく、「花街の伝統を守るには革新が必要」と4期までに規約を改定し、後進に委ねた。
9月に就任した新芸妓組合長のふく佳さんも「若い芸妓さん、舞妓さんが育ちやすい環境にさらに変えていきたい」と語る。