俳優の錦戸亮さんが主演する『映画 1リットルの涙』(2026年2月26日公開)で、連続ドラマで錦戸さんが演じた麻生遥斗(学生時代)に知念英和さん、沢尻エリカさんが演じた遥斗の同級生・池内亜也に月島琉衣さんが起用された。監督は連ドラに続き、村上正典氏が務め、2つの時間が交錯するティザービジュアルと特報も解禁された。
原作とドラマの歴史
シリーズ累計200万部のベストセラー『1リットルの涙 難病と闘い続ける少女亜也の日記』(幻冬舎文庫刊)は、15歳で原因不明の難病・脊髄小脳変性症を発病し、25歳で亡くなった木藤亜也さんが、闘病中に手が動かなくなるまで書きつづった日記をまとめたノンフィクション書籍。2005年に連続ドラマ化され、深い感動と涙を人々の記憶に刻んだ感涙の物語が、20年の想いを受け継ぎ、映画として描かれる。
ドラマでも演出を務めた村上氏は「再び『1リットルの涙』の演出を務められたことは至上の光栄」と述べ、主演の錦戸さんに対して「これ以上に心強いパートナーはいない」と、20年ぶりの再タッグに熱いコメントを寄せた。
物語の内容
今作では、38歳になった麻生遥斗が小脳の変性疾患を専門とする研究医として、研究に打ち込みながら大学で医学生と向き合う中で、自身が医師を志した原点をたどっていく。その原点は、高校時代、脊髄小脳変性症という難病と闘いながらも、誰よりも“今”を生きた池内亜也と過ごした日々だった。現在と学生時代、2つの時間を交錯しながら新しい「1リットルの涙」が描かれていく。
学生時代の遥斗を演じるのは、テレビ朝日ドラマ『仮面ライダーガヴ』で主人公の仮面ライダーガヴ役を務めた知念さん。亜也は、TBSドラマ『からかい上手の高木さん』(2024)で主人公の高木さん役でW主演を務め、その後もフジテレビドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』(2025)、映画『ラストマン -FIRST LOVE-』(2025)など話題作に出演し、『Seventeen』専属モデルとしても活躍する月島さんが演じる。
ビジュアルと特報
ティザービジュアルでは、錦戸さん演じる遥斗が生きる現在と、知念さんと月島さん演じる遥斗と亜也の学生時代、2つの時間が交錯するビジュアルに。それぞれの「今」という時間への想いが、キャッチコピーに表されている。特報映像では、医者になった錦戸さん演じる遥斗から、レミオロメンの「3月9日」と共に、みずみずしい高校時代の2人の姿が映し出される。亜也を初めて見かけた遥斗、全力で笑う亜也、そして「病気はどうして、私を選んだの?」という言葉。その答えを、遥斗は今も探している。
キャストと監督のコメント
知念さんは「この度、錦戸亮さん演じる麻生遥斗の学生時代を演じさせていただきました。そして、この作品に携わらせていただけたことを大変光栄に思います。本作の遥斗と亜也の姿を通して、周りの人の存在や何気ない日常の幸せを改めて感じました。もしも自分が彼らと同じような立場になったとき、大切な人を想い、同じ選択や決断ができるのか。生きることの意味や人を愛することを考えるきっかけにもなり、役に重ねながら精いっぱい演じさせていただきました。この作品を愛し、楽しみにしてくださっているファンの方はもちろん、今の時代を生きる皆さんが、この作品を観て何かを感じていただけたらうれしいです」とコメントしている。
月島さんは「池内亜也 役を務めさせていただきました、月島琉衣です。原作やドラマ作品を拝見し、私も亜也さんの言葉や生き方、想いに心を動かされた一人でした。時を経て、このような特別な作品に参加する機会をいただけたことをとても光栄に思っています。撮影を終えるまで、亜也さんが見つめていた日々や、そこにあったであろうたくさんの景色に想いを重ねながら向き合ってきました。時代が移り変わっても、今を精いっぱい生きることの大切さは変わらず心の中で生き続けています。『映画 1リットルの涙』、1人でも多くの方々にその想いが届きますように」と述べている。
村上監督は「連続ドラマから20年、再び『1リットルの涙』の演出を務めましたことは、私にとって至上の光栄でした。主演は連続ドラマでも麻生遥斗を演じた錦戸亮さん、映画化という挑戦に向け、これ以上に心強いパートナーはいません。遥斗の20数年の時の重さを見事に体現してくれました。亜也と過ごした日々に思いを馳せる遥斗……、まさにベストショット――必見です。若き遥斗と亜也を演じるのは知念英和と月島琉衣、オーディションで選び抜いた2人です。瞬間的に見せる表情が抜群だった知念さん。そして可憐さの奥に、秘めた強さを持つ月島さんは芝居も圧倒的でした。2人とも放送当時を知らない世代です。ドラマ版を知らない世代にもこの映画を届けたいと願い、みずみずしくも切ない青春を精いっぱい駆け抜けてくれました。ふたりの物語が現在の遥斗にどうつながるのか……。どうぞ劇場でお楽しみください」とコメント。
また、「病気は、どうして私を選んだんだろう」という原作の一文について、「木藤亜也さんの人柄と、難病に向き合うリアルな葛藤が胸に迫る亜也さんの言葉は、多くの読者の心を動かしました。しかし、2026年現在もなお“脊髄小脳変性症”は指定難病であり、根本的な治療法の確立を目指して研究が続けられています。20数年前、木藤亜也さんの言葉に出会い、ドラマの亜也の姿に心動かされた一人として、この映画ができるだけ多くの方の心に届いてほしいと願っております」と述べている。



