武論尊、ペンネームはブロンソンから「武と論を尊ぶ」
武論尊、ペンネームはブロンソン由来「武と論を尊ぶ」

漫画原作者の武論尊さんは、ペンネームの由来について、フランス・イタリア共同製作映画『さらば友よ』で主演した俳優チャールズ・ブロンソンにちなんだと明かした。あだ名が「ブーちゃん」だったことから、漢字を当て「武と論を尊ぶ」と解釈し、「すげーじゃん」と気に入ったという。

デビュー作と「えこひいき」

武論尊さんは、航空自衛隊生徒で同期だった漫画家の本宮ひろ志さんのプロダクションに入り、週刊少年ジャンプ担当の西村繁男さん(後に編集長)から「とりあえず原作を書いてみないか」と言われた。最初の作品は『五郎くん登場』(画・ハセベ陽)で、続く『南沙織物語』が実在のアイドルを題材にした2作目だった。

『南沙織物語』はプロフィルしかない中でストーリーを作り、沖縄出身という点に着目。返還前後の沖縄から東京へ出てきてデビューするまでの想像を描いた。武論尊さんは「中身は嘘ですよ」としつつ、「ただのアイドルものじゃなくて、背景にあることとかがうまく書けちゃった」と振り返る。

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別名義「史村翔」の誕生

暴力系でない作品に使う「史村翔」は、昭和48年頃に週刊少年マガジン(講談社)で『球豪伝』の連載を始めるときに担当編集から「武論尊はジャンプに置いておいて、ペンネーム変えましょうよ」と提案されて作った。武論尊という名前は「ちょっと恥ずかしかった」といい、出版社の受付で「ブロンソンさま」と呼ばれると「ざわっとする」と述べた。

そこで本名のローマ字「ヨシユキ・オカムラ」を入れ替えて「シムラ・ショウ」とし、漢字に直して「志村翔」に。「志」を「史」に変えて「史村翔」になったという。

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