映画『開戦前夜』プレミア中止の経緯説明、試写会での抗議活動が影響 公開は予定通り7月31日
映画『開戦前夜』プレミア中止 試写会抗議で影響 公開は変更なし

映画『開戦前夜』(7月31日公開)の製作委員会は18日、19日に予定していたプレミア上映会を中止した経緯について改めて説明した。中止の理由は、14日に行われた試写会会場付近で本作を批判する抗議活動が発生したため、来場者や登壇者への影響を考慮したものだという。

プレミア上映会中止の背景

製作委員会は、「2026年7月19日に開催を予定していた映画『開戦前夜』のプレミア上映会に関しては、既にご案内のとおり中止することにいたしました。楽しみにお待ちいただいていた皆様にご心配とご迷惑をおかけしましたこと、あらためて心からお詫び申し上げます」と謝罪した。

本作をめぐっては、2025年に放送された『NHKスペシャル「シミュレーション〜昭和16年夏の敗戦〜」』のドラマパートに登場する「板倉大道少将」の描写について、実在の人物の遺族側が名誉毀損や歴史認識などを巡って提訴しており、現在も係争中である。

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試写会での抗議活動

製作委員会によると、「司法の場で決着がなされると想定していたところ、7月14日、本作の試写会会場入口付近の公道において、上記訴訟の原告ら数名から、拡声器を用いて、本作ドラマ版及び映画版を批判する演説やビラ配布等が行われました」という。

これを受け、19日のプレミア上映会でも同様の事態が生じる可能性を考慮し、「お客様や登壇者、映画館その他の関係者に対してご迷惑をおかけする可能性を考慮し、やむなく同上映会を中止することにいたしました」と説明した。

公開日は変更なし

一方で、製作委員会は「本作に公開を差し止めるべき違法な権利侵害はないと考えており、予定どおり、2026年7月31日の公開に向けて準備を進めてまいります」とコメントし、公開日を変更しない方針を明確にした。

『開戦前夜』は、NHKスペシャルのドラマパートを再構成し、新たなシーンを加えた138分の完全版。1941年(昭和16年)、日米戦争開戦前夜を舞台に、「日本必敗」との結論を導き出した総力戦研究所の若きエリートたちの姿を描く。主演は池松壮亮、共演に仲野太賀、岩田剛典、中村蒼、三浦貴大、國村隼、佐藤隆太、江口洋介、佐藤浩市ら。公開は予定通り7月31日としている。

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