山形藩初代藩主・最上義光をNHKの大河ドラマにしようと活動する「最上義光を大河ドラマにする会」は、設立1周年を迎えた2日、山形市の山形大小白川キャンパスで記念シンポジウムを開いた。
シンポでは歴史学者の本郷和人さんが講演。その後、会の代表を務める松尾剛次・同大名誉教授(日本中世史)と対談し、東北の戦国史における義光の位置付けや人物像、大河ドラマ化の可能性について語り合った。
「先見の明がある」と評価
本郷さんは、義光が関ヶ原の戦い以前から徳川家康に接近していたことに触れ、「豊臣秀吉の大陸進出の失敗を見て、次を継ぐのは家康だと考えていたのかもしれない。先見の明がある」と評価。一方で、東北の盟主を目指した伊達政宗との対比もドラマの見どころになるとの考えを示した。
参加者「悪い印象取り除いて」
大石田町から参加した73歳の男性は「義光について研究が異なる2人の観点に違いを感じて面白かった。悪い印象を取り除き、大河ドラマ化を進めてほしい」と話した。
松尾名誉教授は「関ヶ原の研究をしている本郷さんと全体的な歴史の流れの中で義光を見直せてとても良かった」と振り返った。



