22日放送のMBSテレビ『住人十色~家の数だけある 家族のカタチ~』(後5:00、関西ローカル)に、長崎県長崎市の海沿いに建つ近未来的な外観の家が登場する。俳優の駿河太郎と三船美佳がMCを務める同番組で、「青い海と空を望む、光と暮らしが映えるグレーの家」として紹介される。
土地探し難航、100坪400万円の土地を購入
住人は長崎市出身の夫妻。1年前に念願のマイホームを建てた。海の前にあるシルバーのガルバリウム鋼板で覆われた家は、静かな漁師町でひときわ異彩を放っている。
夫妻は長崎市内で新居を建てる計画をしていたが、土地探しが難航。長崎市の約7割が斜面地で、広さもなく、自宅に車を置くこともできなかった。そこで、予算内で手が届く平坦で広い土地を求めて長崎市内を南下。中心部から車で40分の海沿いで、100坪で400万円という破格の安さの土地を手にした。
台風対策と100円ショップのアイデア
家の形が近未来的なのは台風対策のため。海側の壁や屋根の角度を45度にして、強風を受け流す形にしている。家のメインスペースは、斜め45度の天井が目を引く1階のLDKで、天井高は最大6メートル。窓からは海の光景が広がり、天気がいい日は熊本の天草まで見えるという。
床も壁も天井も淡いグレーで統一し、この色が風景やインテリアを引き立てると話す。強風対策で開口部も必要最小限にしたため室内の明るさが問題となったが、建築家のアイデアで天井全面にアルミホイルを貼ることに。学生時代の友人を総動員し、公民館を貸し切って作業し、100円ショップでアルミホイルを40本以上購入して下地材に貼っていった。その結果、LDKには明るい光が乱反射し、グレーの空間に壮大な青い海と空が映えている。
友人を招くための大空間と夫妻の思い出
家には友人をたくさん呼びたかったという夫妻は、1階を間仕切りがないひとつの大空間に。中央には安価なラワン合板で作ったダイニングテーブルと一体型のキッチンを配置した。
この家に住んで1年。夫は「ただ寝転がって、天井のアルミを見るだけで、あの時の思い出がよみがえってきます」と話している。



