熊本県の蒲島郁夫前知事は、連載「時代の証言者」で、くまモンが2期目の県政目標だった「熊本県民の総幸福量の最大化」に大きく貢献したと振り返った。「県民の幸福」は経済的豊かさ、県民としての誇り、安心・安全、夢の四つの要素で構成されるとし、くまモンはこの4要素を確実に高めていると述べている。
売上高は累計1兆7000億円超
最もわかりやすいのは経済効果で、くまモン関連商品の売上高は2025年までの累計で1兆7000億円を超える。県の収入になるわけではないが、くまモンに会うため国内外から多くのファンが熊本県を訪れ、くまモンが入った県産品を購入しているという。
海外での注目と災害時の活動
くまモンの活躍は米国の経済紙の1面を飾り、欧州の有名ブランドとのコラボ商品も生まれた。世界中から注目されたことは県民の誇りにつながるとし、災害時には被災者を励まし、平時にも社会福祉施設を訪問して県民の安全・安心のために奔走していると説明。くまモンを通じて県民の夢は大きく膨らんだと語った。
上皇ご夫妻との対面
2013年10月、マスコットキャラクターとしてはおそらく初めて、くまモンは熊本県を訪問された天皇、皇后両陛下(現在の上皇ご夫妻)と対面した。皇后陛下(現在の上皇后さま)から「今度熊本に行きますが、くまモンに会えますか」と電話があったという。