「菊乃井」村田吉弘氏が『マホレス』卒業へ 25年の感謝と後任発表
「菊乃井」村田吉弘氏『マホレス』卒業へ 感謝と後任発表

MBSテレビの長寿番組『水野真紀の魔法のレストラン』(愛称:マホレス、毎週水曜 後7:00 ※関西ローカル)の“レギュラーシェフ”「菊乃井」主人・村田吉弘氏が、あす21日放送の3時間スペシャルをもって番組を卒業することが決まった。

25年間の出演に感謝

村田氏は「和食:日本人の伝統的な食文化」のユネスコ無形文化遺産登録に尽力した中心人物で、京都「菊乃井」は、17年連続ミシュランガイド三つ星を獲得する、日本を代表する和食料理人。

25周年を迎えた「マホレス」では、2002年の放送開始当初から出演し、視聴者に家庭でできる一流料理人のアイデア料理レシピを多数紹介してきた。

「バラエティーは出えへんで」から始まった

このほど行われた取材会で、村田氏は「『あまからアベニュー』から数えると35年間お世話になりました。40歳のときからやってるんですね。実に長いことテレビというもんに出していただき、料理屋の料理とはまったく違う切り口で料理をさせていただいて、非常に勉強になりました」と感謝を語った。

21日放送の3時間スペシャル「食のプロ50人が選ぶ 関西ホンマに美味しい駅ランキング2026」がラスト出演となり、今後は息子で「菊乃井」次期四代目・村田知晴氏にバトンタッチする。あわせて、番組発の「関西オールスターおせち2027」では、番組最初で最後だという親子合作料理が実現する。

村田吉弘氏のコメント全文

「25年間、真紀さんと一緒にずっとやってきましたね。最初にプロデューサーから頼まれた時は、『いや、バラエティーは出えへんで』と言ったんです。でも、『バラエティーと違う、ちゃんと料理を教える番組です』と言われて、それならと出演しました。ところが出てみたら、ディレクターが無茶振りばっかりするんです(笑)。『揚げへん天丼はできへんか』とか。でも、テレビを観て実際に料理をする家庭の主婦は時間もないし、そんなに手間もかけられない。その中で、よりおいしいものを作るにはどうしたらいいのか。それを料理人みんなが真剣に考えて、いろいろな新しいメニューやアイデアを出してきました。その分、僕らもいろいろ勉強になりましたし、成長させてもらったと思います。僕も75歳になりますので、25年間やらせていただいたこの番組を卒業させていただきます。本当に長い間、テレビに出していただきました。料理屋で作る料理とはまったく違う切り口で料理をさせていただいたことは、非常に勉強になりました。あとは息子も一人前になりましたので、息子にバトンタッチして、僕はそろそろ引退させていただこうかなと。まだ余生というには早いので、もうちょっと頑張りますけどね(笑)。長い間、本当にありがとうございました」