岩国高坂上分校神楽クラブ、神楽甲子園で観客魅了
岩国高坂上分校神楽クラブ、神楽甲子園で魅了

県立岩国高坂上分校(岩国市美和町)の神楽クラブが、広島県安芸高田市で7月25、26日に開催された「第15回高校生の神楽甲子園」に出場した。全国から21校が参加し、同分校は2日目に舞台に上がった。

迫力の舞と観客との一体感

演目は地元の山代神楽の「三鬼」。ある目標を達成させようとする「太夫」が、心の中の欲望を象徴する大小の鬼たちと戦う内容で、悪魔はらいの舞とされる。この日は生徒8人に地元中学生と卒業生を加えた11人で臨んだ。

派手な演出で沸かせる参加校が目立つ中、生徒たちは息の合った舞や、巧みに強弱をつけた演奏で観客を引きつけた。後半は一転、太夫や鬼たちは舞台を下りて、次々に観客とハイタッチしたり、幼児を抱きかかえたりしてふれあった。意表をつくパフォーマンスに客席は笑いに包まれた。その後舞台に戻り、太夫が激闘の末に鬼を倒して猛暑の中の演目が終わると、大きな拍手と歓声が起きた。

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出場校の演技を講評した日本大の小林直弥教授(舞踊学)は「しっかりとした舞、豊かな表現で舞台上を和やかにするなど、神楽本来の目的をよく表せていた」と評価。「客席に飛び出すのもユニークで好感が持てた。最後の会場の手拍子は“神楽ライブ”と言ってもいいものだと感じた」とたたえた。

太鼓を担当した3年のキャプテン、沢田真弥さんは「3年間で一番の歓声をもらえた。これまでの練習の集大成で、思いをぶつけることができた」と手応えを口にし、「これからは大人の保存会に入って神楽を続けたい」と話した。小鬼を演じた3年の藤本明澄さんは「きょうも緊張したけど、お客さんに喜んでもらえ、うれしかった。みんなで一丸になれた」と話した。

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