「フェルトの内臓、完成しました」幼児向け教材の内臓エプロンが話題に
「フェルトの内臓、完成しました」内臓エプロンが話題に

カラフルなフェルトで作られた内臓のパーツと、それを装着できるエプロンの写真がThreadsに投稿され、話題を呼んでいる。SEA STARS(@seastars0)さんが「フェルトの内臓完成しました いいですか?もう二度と言う事ないセリフなのでもう一度言いますね フェルトの内臓 完成しました」と投稿したこの作品には2.6万いいねが集まり、そのクオリティの高さに驚きの声が寄せられた。

制作のきっかけは幼児教育者からの依頼

幼児向けの教材として制作されたという「内臓エプロン」について、制作者のSEA STARSさんに話を聞いた。SEA STARSさんは「もともと私は、型紙を使わずフリーハンドでフェルトを切り出し、作品を作っていくスタイルの作家です。『フェルトでご希望のものを作ります!』とオーダーメイドの依頼を受けていて、こちらもご依頼をいただいたことがきっかけです」と語る。

始まりは「人体の仕組みを伝えられる幼児向けの教材がほしい」という、幼児教育に携わっている方からの依頼だった。「実際に臓器を人体に貼り付けて説明した方が位置関係が分かりやすいと思い、エプロンタイプの人体模型を考え、結果的に内臓エプロンが誕生しました」という。

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小腸は実物と同じ6.5m、マグネット脱着式で再現

制作にあたっては、各臓器を「マグネット脱着式」にすることで、重なりも含め実際の臓器の配置と同じように表現した。膵臓は胃をのけると奥に見えるように、実際の配置にできるだけ近づけるよう重ねて貼り付けてあるという。色も臓器ごとにカラフルに変えることで、講師が教えやすく、子どもたちが覚えやすくなるよう工夫した。「なによりカラフルだとグロさがなくなり、ポップで可愛く子どもたちにも親しみをもって学んでもらえるのではないかと考えました」と話す。

一番苦労したのは、小腸の長さだ。大人の小腸は6〜7mあり、「子どもたちに『こんなに長いの!?』と視覚的に体感して欲しかった」と、内臓エプロンの小腸は実際とほぼ同じ6.5mにしてある。しかし「長さが6.5mもあると重くて落ちてしまうのですが、エプロンにつけた状態で小腸が落ちないよう工夫して取り付けることができました」と語る。

「フェルトの内臓完成しました」の言葉に込めた思い

投稿の「もう二度と言う事ないセリフ」という言葉には、「今までいろんな作品を作ってきましたが、『フェルトの内臓完成しました』というセリフは言ったことがなかったので、我ながらインパクトが強すぎておもしろくなってしまいました。オーダーメイド受注制作の1点物の制作だったので『こんなインパクトあるセリフ一生言うことないだろう』と思って投稿しました」と理由を明かす。投稿がバズった後も、内臓エプロンの注文・制作が続いているという。

実際に着用した時の感想については、「自分自身が本当に人体模型になれたような不思議な気持ちでした(笑)。実際の臓器とほぼ同じ位置にフェルトの内臓があることで改めて『肺はここにあるんだ』とか『大腸はこんな位置にあるんだな』とか自分自身再確認することができ、感動のひと言でした」と語る。家族や友人からは「すごい!わかりやすい!これを必要とする人がたくさんいるんじゃない!?」「自分が子どもの頃にこれで教えて欲しかった!全国の学校に置いて欲しい!」と絶賛されたという。

SEA STARSさんは、大人も子どもも楽しめる食品サンプルのようにリアルなフェルトのお弁当も作っている。その作品の特徴は、完全オリジナルで市販の型紙は一切使わずフリーハンドで作り上げていることだ。作品や制作過程はThreadsやInstagramでも発信している。

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