公開中の映画『八つ墓村』から、田治見要蔵とその長男・久弥の二役を務めた滝藤賢一のメイキング&インタビュー映像が公開された。桜が舞う中を要蔵が走る場面の撮影風景とともに、滝藤が初めてタッグを組んだ清水崇監督への思いを語っている。
滝藤賢一の“怪演”に反響
本作は、名探偵・金田一耕助の初登場から80周年の節目に製作されたミステリー。「呪怨」シリーズや『犬鳴村』などで知られる清水崇監督が、戦後に発表された原作の舞台を現代へ移し、“怪奇幻想ロマン冒険譚”として再構築した。さまざまな俳優が演じてきた金田一耕助役を尾上松也が担当。亡き母のルーツをたどるため八つ墓村を訪れ、連続殺人事件に巻き込まれる青年・辰弥を奥智哉、美しい未亡人・森美也子を堀田真由が演じる。
田治見要蔵は、過去に八つ墓村で起きた忌まわしい事件の首謀者。配給によると、滝藤の演技には「滝藤さんの要蔵が怖くてかっこいい!」「77年版の山﨑努さんと並ぶ素晴らしい名演」「滝藤賢一演じる要蔵は説得力がある」「同日公開の『踊る大捜査線』と別人すぎ。改めてすごい役者」などの感想が寄せられているという。
桜舞う名場面の舞台裏
公開された映像で紹介される場面は、作品ゆかりの地である岡山県内の桜の名所で撮影された。桜の開花に合わせて滝藤とスタッフが準備を進め、花が咲いたタイミングで撮影を実施。なるべくCGを使わずに実物を映したいという清水監督の意向から、要蔵の周囲を舞う花びらには、雨で溶ける特殊な素材を用意した。電線や街灯、ビルなどが映り込まないよう、カメラの位置も綿密に計算された。
滝藤は「『まだ咲かない』って(撮影が)延びていき、走ったときにはもう万全の態勢だった。みなさんもそのように用意してくださっていて、思い出深いかもしれないな」と、撮影を振り返った。
清水崇監督への思い
今回初めて組んだ清水崇監督については、「(清水監督は)すごく“映画監督だな”って感じがして。『映画やりたいな』とまた思わせてくれた監督でした」と語り、その映画作りへの姿勢から刺激を受けたことを明かしている。