俳優の長澤まさみ、柄本佑、石橋静河らが共演する映画『このごにおよんで愛など』(11月27日公開)の予告編と本ポスタービジュアルが公開された。あわせて、風間俊介、落合モトキ、松井ケムリ(令和ロマン)、のせりん、大西礼芳、渋川清彦、片岡礼子の出演が発表された。
広瀬奈々子監督の長編第2作、日本と台湾の合作
本作は、是枝裕和、西川美和両監督のもとで監督助手を務め、2019年に柳楽優弥主演の『夜明け』でデビューした広瀬奈々子監督の長編第2作。広瀬監督が「もっといろんな家族の形があってもいいんじゃないか」という思いから自ら企画し、脚本も手がけたオリジナル作品となる。
既存の価値観にとらわれない作品を目指し、日本と台湾の合作で製作された。ホウ・シャオシェン監督の後期作品や『台北暮色』などを手がけた撮影監督ヤオ・ホンイーをはじめ、撮影と照明に台湾のスタッフが参加している。
三角関係を超えた新しい家族の形を描く
長澤が演じる主人公・詩は、わがままでずるい一方、どこか憎めない絵本作家。柄本は、気遣いができて料理も得意だが、古くからの家族観との間で揺れる夫・杜夫を演じる。石橋は、詩への不満を抱えながらも一途な愛情を注ぐ恋人で、担当編集者でもある潤奈に扮する。
予告編は、詩の「例えば、3人で子どもをつくるのはどうかなって思って」という提案から始まる。「なんで俺と結婚したの?」と戸惑う杜夫と、「別れたくないなら離婚してください」と涙を流す潤奈。それでも夫と恋人、二つの愛を手放したくない詩の提案により、3人の共同生活が始まる。
子どもをつくることを通じて、新しい家族のかたちを模索しながら自分自身の本心と向き合う3人。杜夫から「詩ちゃんも、変わらなきゃ」と諭される詩自身も、「人様に言えないこと重ねて、もう私のポジションなんてどこにもないんだよ」と苦しい胸の内を吐露する。HIMIの楽曲「Aishitell」に乗せ、3人がそれぞれの本心と向き合う姿が収められている。
追加キャスト7人の役柄とコメント
本ポスターには「わたしと夫と彼女。3人で、家族になりたいと思った。」というコピーを掲出。「わたしと夫」である詩と杜夫、「わたしと恋人」である詩と潤奈、それぞれの関係性が表現されている。
追加キャストの風間は杜夫の同僚・戌井健太郎、落合は詩の友人で理解者のコンちゃんを演じる。コンちゃんのパートナー・スギくん役には、本作が映画初出演となる松井を起用。のせりんは潤奈の職場の後輩・桜井歩夢、大西は戌井の妻・みどり、渋川は3人が相談に訪れる弁護士・副島光弘、片岡はレディースクリニックの迫田律子に扮する。
風間は「昨今、自分らしく生きるのが健やかであるとされていますが、時に誰かの自分らしくは誰かの我慢に支えられているのかもしれません。でも、それぞれの思いが交錯した時、新たな人間関係、新たな形が生まれる事もあるのかもしれない。そんな事を台本を読んだ時に思いました」とコメント。
映画初出演の松井は「詩と杜夫と潤奈といういびつで不安定な三角形がどんな形におさまるのか、遠くから見守るような気持ちで撮影に参加させていただきました」と振り返った。
前売り券は9月11日から発売される。



