青森県出身の女性・遠藤和(のどか)さん(24歳)が大腸がんでこの世を去るまでの闘病の日々と、残された家族への深い愛情をつづった手記「私の命の日記」が映画化される。主演は人気俳優の川口春奈さんが務め、2026年10月2日から全国の劇場で公開されることが決まった。映画のタイトルは「ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記」。監督を務めた山戸結希さんらが7月16日、青森県庁を訪れ、小谷知也副知事に作品の完成を報告した。
夫と娘を残して旅立った24歳の実話
遠藤和さんは、24歳の若さで夫と幼い娘を残し、大腸がんで亡くなった。彼女が闘病中に書き綴った日記は、同じタイトルで出版され、多くの読者の共感を呼んだ。映画はその手記を原作に、遠藤さん役の川口春奈さんと夫役の高杉真宙さんが主演。病気と向き合いながらも、夫婦で娘の出産を決意するまでの心の葛藤や揺れ動きを、丁寧に描き出す。
青森ロケ、県民エキストラも参加
撮影は青森市内の新町商店街や八甲田ロープウェーなど、県内各地で行われた。地元住民もエキストラとして多数参加し、作品にリアリティを加えた。山戸監督は「本当に青森の皆さんの力を借りて映画化できた」と感謝の意を述べ、「この作品が青森へのラブレターのようなものになってほしい」と願いを込めた。
監督が語る作品への思い
山戸監督は、映画を通じて「大切な人と語り合う時間のきっかけになってほしい」と語り、命の尊さや家族の絆を観客に伝えたいと強調した。また、小谷副知事は「映画を通じて県の魅力や、青森で生まれ育った遠藤さんの人生を全国の人に知ってほしい」と述べ、作品のヒットに大きな期待を寄せた。



