クリストファー・ノーラン監督の最新作『オデュッセイア』(2026年9月11日公開、配給:ビターズ・エンド/ユニバーサル映画)の新場面写真5点が公開された。その中には、実物大で建造された巨大な「トロイの木馬」が砂浜に姿を現す衝撃的なカットも含まれている。
ホメロスの叙事詩をIMAXで初映像化
本作は、古代ギリシャの詩人ホメロスによる英雄譚『オデュッセイア』を、長編映画史上初めてIMAXフィルムスクリーンで映像化するアクション映画。トロイア戦争終結後、イタケの王オデュッセウスが家族の待つ故郷へ帰還するまでの10年に及ぶ旅と冒険を描く。撮影はモロッコ、ギリシャ、イタリア、アイスランド、スコットランドなど世界各地で行われた。
豪華キャストと役柄
主人公オデュッセウスを演じるのは、『インセプション』(2014)や『オッペンハイマー』(2023)でもノーラン作品に出演したマット・デイモン。その他、トム・ホランドが息子テレマコス、アン・ハサウェイが妻ペネロペ、ロバート・パティンソンが求婚者アンティノオス、ゼンデイヤが女神アテナ、シャーリーズ・セロンがカリュプソーを演じる。ルピタ・ニョンゴもキャスティングされているが、役どころは現時点で明らかにされていない。
新場面写真の詳細
公開された5点の写真には、まずイタケ王国から険しい山々を見つめるテレマコス(トム・ホランド)とペネロペ(アン・ハサウェイ)のカットが含まれる。その眼差しからは、過酷な運命に耐えながら愛する人の帰還を待ちわびる切なくも力強い人間ドラマの幕開けが予感される。
また、荒涼とした広大な大地に立つオデュッセウス(マット・デイモン)の傍らには、神秘的なオーラを放つ女神アテナ(ゼンデイヤ)の姿が写し出されている。一方、故郷イタケの留守宅では、求婚者アンティノオス(ロバート・パティンソン)がペネロペとの結婚と王国統治を企む不穏な影が描かれる。
圧巻のトロイの木馬
さらに、オデュッセウスが自軍の兵士を率いるカットは、森での苛烈な死闘の始まりを予感させる。そして最大の見どころが、海辺に巨大な姿を現す「トロイの木馬」だ。ノーラン監督は長年にわたり構想を温め、今回の撮影のために実物大の木馬を砂浜に建造。自ら内部に入り込んで画角を徹底的に追求し、マット・デイモンら俳優陣や撮影監督とともに、波が打ち寄せる中での過酷な撮影に挑んだという。
製作はエマ・トーマスとノーランの制作会社シンコピーが手掛け、エグゼクティブプロデューサーはトーマス・ヘイスリップが務める。2,800年の時を超えて語り継がれてきた物語の原点が、最高峰の映像技術によって至高のエンターテインメントへと昇華された本作。公開された写真の数々が雄弁に物語る映画の常識を覆す世界を、劇場の巨大スクリーンでぜひ体感してほしい。



