坂東龍汰&髙石あかりW主演『サタデー・ナイト・シアター』2027年春公開決定
坂東龍汰&髙石あかりW主演『サタデー・ナイト・シアター』2027年春公開

俳優の坂東龍汰さんと髙石あかりさんが、2027年春公開予定の映画『サタデー・ナイト・シアター』でW主演を務めることが決まり、20日にティザービジュアルなどが公開された。

羊文学の名曲から生まれた物語を映画化

同作は、YOASOBIを輩出した小説投稿サイト「monogatary.com(モノガタリドットコム)」と羊文学がコラボした新人作家発掘プロジェクト「羊文学賞」で第2回大賞に輝き、羊文学の楽曲「夜を越えて」から着想を得た短編小説『サタデー・ナイト・シアター』(ゆきはる著)を映画化する。

恋愛経験に乏しい映画オタクの青年が恋愛映画の脚本を書くために仕掛けた“計画的な恋愛”を描くストーリー。映画ならではのオリジナル要素や新たな解釈を加えて映像化。作られた出会いは恋愛を超えて、“自分の人生”を生きようともがく主人公たちの姿を映し出す。

坂東龍汰&髙石あかりの役柄とティザービジュアル

話題作への出演が相次ぐ坂東さんが主人公・美紀夫を演じ、映画愛にあふれた微笑ましいナードぶりから一人のクリエイターとして覚悟を纏っていく姿までの成長過程を巧みに表現。髙石さんは、美紀夫の計画的な恋愛に巻き込まれるツグミ役。NHK連続テレビ小説『ばけばけ』を経て、人見知りだが愛情深く、明るく振る舞ってもその裏で夢と現実のギャップに苦しむ人物像を体現する。

ティザービジュアルは2種類で、美紀夫とツグミがそれぞれベランダで何かに思いを馳せる瞬間を切り取ったデザイン。朝方の淡くやさしい空の下、胸の内に抱えた秘密を感じさせる2人の姿とともに、「土曜日は、僕が僕を演じる日。」「土曜日は、私が私を演じる日。」と対になるコピーが添えられた。

スタッフ陣と羊文学のコメント

脚本・監督の遠藤泰己氏にとって、自身初の長編劇場映画となる。撮影・四宮秀俊氏、照明・加藤大輝氏、録音・伊豆田廉明氏ら実力派スタッフがそろう。原案小説の始まりとなった羊文学の名曲「夜を越えて」が劇中曲として使われ、坂東さんと髙石さんが出演する同曲のスペシャルMusic Videoも公開。映画のノベライズ版の発売も決まった。

坂東さんは「長年の知り合いだった遠藤監督と一緒に映画作りができたこと、心から嬉しかったです。スタッフの皆さんの映画愛に触れて、僕自身も改めて映画の現場がさらに好きになりました。安心して身を置ける現場で、幸せ者だぁと毎日思っていました」とコメント。髙石さんは「遠藤監督が時間をかけて企画・制作されたこの作品は、脚本や事前にいただいた役や作品に関する資料の一つ一つから、熱量と愛情を感じました。だからこそ、その思いに応えたい、監督の描くものを形にしたいという思いで、撮影に臨みました」と述べている。

遠藤監督は「約5年前、プロデューサーから原案となる短編小説が送られてきた日にはじまりました。不器用な映画好きの登場人物たちは、『何者』と『何者でもない』の狭間にいました。そして男の方は、映画監督を目指していました。その姿はどこか自分にも似ていました」と企画の経緯を説明。「5年の歳月をかけて、文字通り夢のようなキャスト・スタッフの皆さんと作り上げた映画は、僕なりのラブストーリーです」と語った。

羊文学は「『夜を越えて』は、自分に必要のなくなったことたちに別れを告げるために作った曲です。『恋人との別れ』というテーマを借りましたが、人の目を気にして無意識に我慢していたことや、幼い頃から自分を縛り付けていたものたち、つまり、社会的に是とされるのに、どこか自分に馴染まない価値観を手放し、自由になっていきたいということを歌いました」とコメントしている。