坂東龍汰×髙石あかりW主演『サタデー・ナイト・シアター』2027年春公開
坂東龍汰×髙石あかりW主演『サタデー・ナイト・シアター』2027年春公開

俳優の坂東龍汰と髙石あかりが、映画『サタデー・ナイト・シアター』でダブル主演を務めることが発表された。羊文学の楽曲「夜を越えて」に着想を得た短編小説をもとに、恋愛映画の脚本を書くために“計画的な恋愛”を始める青年と、相手の女性の物語を描く。2027年春に全国公開される。

原案は「羊文学賞」大賞受賞作

原案は、小説投稿サイト「monogatary.com」と羊文学による新人作家発掘プロジェクト「羊文学賞」の第2回で、1000作を超える応募作から大賞に選ばれた、ゆきはるの同名短編小説。映画では独自の要素や新たな解釈を加え、恋愛を通して自分の人生に向き合おうとする主人公たちの姿を映し出す。

坂東が演じるのは、恋愛経験に乏しい映画好きの青年・鵜飼美紀夫。髙石は、美紀夫の計画的な恋愛に巻き込まれる山中ツグミを演じる。ツグミは人見知りだが愛情深く、明るく振る舞う一方で、夢と現実の隔たりに苦しむ人物だ。

初共演へのコメント

初共演となる髙石について、坂東は「目の中に吸い込まれてしまうんじゃないかと思うほど魅力的なお芝居をされる方」とコメント。「毎日たくさんの学びがあり、丁寧に話し合いながらお芝居を作り上げることができました」と振り返った。

髙石も「いつかご一緒したいと願っていた坂東さんとの共演は、本当に嬉しかったです」と喜びを語り、「想像もつかないアイデアや本番で何が起こるのかわからないほど自由に役を生きる姿に多くの刺激と楽しさをいただきました」と明かしている。

スタッフと公開情報

脚本・監督は、映画『青葉家のテーブル』の脚本や、ドラマ、ミュージックビデオなどを手がけてきた遠藤泰己。本作で長編劇場映画の監督デビューを果たす。撮影は四宮秀俊、照明は加藤大輝、録音は伊豆田廉明が担当し、羊文学の「夜を越えて」が劇中曲として使用される。

遠藤監督によると、企画が始まったのは約5年前。原案に登場する、映画監督を目指す青年の姿を自身に重ねたといい、「原案から受け取ったエッセンスに情熱と、少しのひねくれを注ぎ、これでもかというほどキャラクターたちにぶつけ、自分の体重が乗った脚本が完成しました」と語る。今年春に撮影を行い、「5年の歳月をかけて、文字通り夢のようなキャスト・スタッフの皆さんと作り上げた映画は、僕なりのラブストーリーです」と思いを寄せた。

ティザービジュアルと関連企画

あわせて公開されたティザービジュアルは2種類。美紀夫とツグミが、それぞれベランダで物思いにふける姿に、「土曜日は、僕が僕を演じる日。」「土曜日は、私が私を演じる日。」という対になるコピーが添えられている。

映画化のきっかけとなった「夜を越えて」は、2021年発売のEP『you love』の収録曲。羊文学は、恋人との別れというテーマを借りながら、自分になじまない価値観を手放し、自由になりたいという思いを歌った楽曲だと説明する。映画については「曲に込めた、何か、衝動のようなものをうまく掬い取ってくださいました」とコメントした。

10月17日からは、映画本編の映像で全編を構成した同曲のスペシャルミュージックビデオを、羊文学の公式YouTubeチャンネルで公開中。11月18日には、遠藤監督が映画版の物語を小説化した『サタデー・ナイト・シアター (Not) A Love Story』が、講談社から発売される。