岸井ゆきの主演『ユージニア』に木竜麻生&成海璃子&丸山隆平ら ポスター&特報解禁
岸井ゆきの主演『ユージニア』木竜麻生&成海璃子&丸山隆平ら出演

俳優の岸井ゆきのが主演を務めるWOWOW連続ドラマW『ユージニア』(11月8日スタート、毎週日曜 後10:00/全6話)のフルキャストが発表された。あわせて、ポスタービジュアルと特報が解禁された。

17人死亡の毒殺事件を描くヒューマンサスペンス

今作は、作家・恩田陸氏の同名小説の実写化。舞台は北陸。K市の名家で発生した、17人が死亡した毒殺事件の現場には、ユージニアという意味不明の言葉が出てくる詩のような一通の手紙が残されていた。小学生の時に事件を目撃し、後に事件の経緯を執筆する主人公・雑賀満喜子(岸井)、生き残った盲目の少女、事件を追うライターという3人の女性をはじめとする人々が、30年の時を経てもなお事件に翻弄されていく様子を描く。

今作は、「事件」「憧れ」「支配」などの関係性を軸に、重層的に登場人物がつながっている。その中でも、主人公・満喜子に次ぐ、毒殺事件の核に迫る人物役として、木竜麻生と成海璃子の出演が決まった。木竜は満喜子が事件を基に書いた小説『忘れられた祝祭』を読み、闇に葬られた真実を追う田波友子を演じる。友子は、原作には登場しない、脚本家の安達奈緒子氏によるオリジナルのキャラクター。謎が謎を呼ぶ毒殺事件の核心に向かって突き進むフリーライターであり、友子の視点を通して30年前の事件の真相が少しずつ明かされていく。

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キャスト陣の役柄とコメント

成海は満喜子の幼なじみで、毒殺事件の生存者の青澤緋紗子を演じる。緋紗子は、幼少期の事故で盲目となった、K市の名士・青澤家の長女。そして、ストーリーの軸となる大量毒殺事件の青澤家唯一の生存者でもある。美しく、特別な存在感があり、誰もが憧れるが、誰も本当の緋紗子を知ることができない。聖でありながら、邪も感じる、「謎」そのものの少女だ。

そのほか、丸山隆平(SUPER EIGHT)、真木よう子、かたせ梨乃、片岡愛之助、倉持春希、倉須洸が、3人を取り巻く人物を演じる。丸山は、雑賀家の長男・雑賀誠一役を務める。妹の満喜子と次男の順二とともに、毒殺事件の第1発見者となる。事件を現実として受け止めようとし、満喜子が事件を追い続けたのに対して、「生きていく」という選択をした人物。真木は緋紗子の母を演じる。盲目の娘・緋紗子を誰よりも深く愛し、寄り添い続ける母親。その姿が物語に忘れがたい印象を残す。

かたせが演じるのは、青澤家に20年近く仕えてきた家政婦キミさん。事件当日に毒入りの酒を飲むが、摂取量が少なかったため命は助かる。その後長く後遺症に苦しみ続ける。事件後は世間から犯人ではないかという疑いまで向けられる、非常に過酷な立場の人物。実行犯と思しき人物の登場により、世間からの目が和らいだあとも、「わたしは生き残るべきじゃなかった」と積年の悲しみを吐露する。

ポスタービジュアルと特報も解禁

片岡は、毒殺事件の捜査を担当した刑事・栗城照晃役を務める。地道で粘り強い捜査で被害者たちに寄り添い続けた刑事であり、折り鶴や連鶴を関係者にプレゼントするという人情味あふれる一面も持つ。事件はユージンの自殺により一旦解決したかに見えたが、栗城だけはずっと疑い続けていた。「何かがおかしい。だが証明できない」。その確信を胸に30年という歳月を超えて真実を追い続ける姿が、物語に深みを与える。

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13歳の緋紗子を演じるのは、連続ドラマ初出演となる倉持。緋紗子は幼少期の事故で失明しながらも、その美しさと神秘的な存在感で周囲から「特別な子」と見られてきた少女であり、事件前夜、満喜子に「今日はうちに来ないほうがいいわ」と告げていた。倉須は、緋紗子と出会い人生が狂いだす美青年・ユージンを演じる。「事件をやったのは自分だ」という遺書を残して自殺し、事件は一旦解決。生前は妹の死に直面し絶望し、社会の中で存在感を消し、「見えない人間」として生きてきた。緋紗子と出会い、不思議な魅力に惹かれ、活路を見出したのだった。

今回解禁されたポスタービジュアルは、不穏さを感じさせるシアンブルーを基調としたもの。緋紗子に憧れを抱くが、気持ちを理解しきれずどこか虚ろな満喜子。徐々に事件の真相が見えてくることによって核心を直視できず恐怖心を抱く友子。まるで事件の真相を全て知っているかのように君臨する緋紗子。メインキャラクター3人が思い思いの表情をしている。満喜子、友子は目線が反れているが、盲目のはずの緋紗子は、事件の核心に近いかのごとく、目の焦点が合っている。この3人を束ねている、“円”は劇中で何度か登場するキーアイテムとなっている。右上と左下にあしらってあるのは百日紅(サルスベリ)。赤やピンクが主流だが、今作では白の百日紅がストーリー上で重要な役割を果たす。

さらに特報も解禁された。17人が毒殺された凄惨な現場に平然と籐椅子に座る緋紗子(倉持)。禍々しいシーンから始まり、満喜子、友子、緋紗子(成海)、栗城、緋紗子の母、キミさん、誠一、ユージンと事件の記憶に人生が壊し続けられるキャラクターが登場する。事件に関わった者たちは、事件が起こった“あの日にくるわされていく”。

出演者コメント

木竜は「自分の人生を生きている中で、他者と関わりながら自分を知っていくことがたくさんあると思います。いつ、どこで、どんな経験をするのか、そしてどんな感覚に陥るのか、それはその瞬間まで誰にも分からない。今作はまさにその“分からなさ”を考えてしまう作品のように感じます。ぜひ皆さんに楽しんでいただけることを祈っております」とコメント。

成海は「20代と40代、それぞれの時代の青澤緋紗子を演じるにあたり模索した日々は楽しかったです。描かれている緋紗子はとても魅力的で、恩田陸先生の原作、安達奈緒子さんの脚本を読ませていただき、プレッシャーを感じつつもすぐにお引き受けしたいと思いました。映像作品ならではの『ユージニア』をぜひ楽しみにしていただけたらと思います」と語った。

真木は「記憶も真実も、ひとつではない。人が信じる「現実」の曖昧さに、私自身の哲学を重ねながら向き合えた作品でした」とコメント。かたせは「生暖かい風が宴を包み込み 世間を震撼させる大惨事へと誘う。誰が本当のことを語っているのか真実を知っているのが演じている私たちも自分がなぜ生きているのかを考えさせられてしまう味わったことのない世界へようこそいらっしゃいました。心揺れながらお楽しみくださいませ」と述べた。

片岡は「恩田陸さんの『ユージニア』という、非常に奥深く、謎めいた作品に参加させていただけることをうれしく思っております。私が演じる栗城照晃は、事件を追う刑事です。30年の時を経てもなお人々を翻弄する事件の真相とは何なのか。ぜひ皆さまも物語の中に入り込み、一緒に謎を追いながら最後までお楽しみください」とコメント。丸山は「あらゆる想いが絡み合う、美しくも残酷な物語。台本を読み終えた時、何とも言えない気持ちが心に遺りました。今回いただいた役については、その人物に落とし込んでいく過程が、とても苦しくて楽しかったです。作品の一部として役に立てたのか、皆さんにどう届くのか、楽しみでなりません。3人の女性を軸に複雑に絡み合うヒューマンサスペンスをぜひお楽しみください」と語った。

古川豪監督は「圧倒的だった。俳優陣の圧倒的芝居を余すことなく視聴者に届けるためにはと奔走する毎日だった。再会した俳優陣も、初めての俳優陣も、また必ずどこかで。『ユージニア』俳優陣が紡いでくれた演技に魂が奮えた」と振り返った。