NHK連続テレビ小説『ブラッサム』(9月28日放送開始)のポスタービジュアルが7日、発表された。主演の石橋静河が満開の桜を見上げる姿が描かれ、デザインは矢後直規氏、撮影は石田真澄氏、ヘアメイクデザイン・メイクは人物デザイン監修を務めるUDA氏が手がけた。
物語のスタートにふさわしい一枚
矢後氏は「あの時はずっと雨が降っていて、前日の下見では思っていたよりも寒く、まだ春が来る少し手前なのではないかと、みんなが感じていました。撮影当日も曇り空で、晴れを期待しながらも、この天候だからこそ成立する写真を頭のどこかで考えていた気がします。ところが撮影が始まると、雲が太陽を避けるように流れ、今まで体験したことのない不思議な『晴れ』が訪れました」と撮影を振り返る。
「景色はやわらかく明るくなり、桜や草木が季節の訪れを教えてくれているようで、まるで春が始まる瞬間に立ち会ったようでした。このポスタービジュアルには、その春の始まりが映っていて、桜を見上げる石橋さんの瞳には、その少し先の春が映っていました。それはまさに、葉野珠の人生が静かに動き始める、物語のスタートにふさわしい一枚になったと思います」とコメントしている。
撮影・石田真澄氏のコメント
石田氏は「『隣にいる珠ちゃん』という言葉のもと、錦帯橋と満開の桜に囲まれながらポスタービジュアルを撮影しました。朝陽を浴びて優しく透ける桜の花びらのように、瞳や肌がふんわりと光をまとった珠ちゃんの横顔を、今でも鮮明に思い出すことができます。光を集める人なんだと思いました。愚直に、そして魅力的に生きる珠ちゃんを、見守るというよりも、眩しい存在として見つめ続けていきたいです」と語る。
また、毎朝流れるタイトル映像の監督は奥山大史氏が務める。佐藤玲衣ディレクターは「珠さんの目には、いったいどんな景色がうつっているんだろう…その視線の先を、隣で一緒に見てみたくなる、そんなポスタービジュアルになったと感じています」とコメント。
制作統括・村山峻平氏のコメント
制作統括の村山峻平氏は「今回発表したポスタービジュアルは、『ブラッサム』の舞台・岩国の象徴とも言える錦帯橋のすぐ脇の桜並木で、早朝の春霞の幻想的な雰囲気の中、撮影されたものです。モデルとなった宇野千代さんの故郷の地で、UDAさんを中心にチームで作り上げた主人公・葉野珠の姿が、石田さんが向けるカメラのシャッター音とともに、空から降り注ぐ光と錦川の水面から反射する光に包まれる光景はとても印象的でした」と説明。
「その表情は、『まだ何者でもない主人公』が一歩前に踏み出す瞬間のさまざまな感情に満ちています。そして、毎朝の放送で流れるタイトル映像を奥山さんに担当していただくことになりました。『咲き誇れ』というドラマのコンセプトに真摯に向き合ってくださり、知らず知らずのうちに一歩また一歩と踏み出してしまうような、主人公・珠の心の栄養にもつながるアイデアあふれる映像になっています」と語った。



