柵木幹太五段、竜王挑戦にあと1勝 藤井聡太竜王抜く15連勝
柵木幹太五段、竜王挑戦にあと1勝 15連勝で藤井竜王抜く

将棋の藤井聡太竜王(24)への挑戦権を争う第39期竜王戦(読売新聞社主催)の挑戦者決定三番勝負第1局が4日、大阪府高槻市の関西将棋会館で指され、先手の柵木幹太五段(28)が71手で服部慎一郎七段(27)に勝利した。柵木五段は竜王挑戦まであと1勝と迫った。

得意の相懸かりで快勝

対局開始直前に振り駒が行われ、先手番となった柵木五段は得意の「相懸かり」に誘導し、攻める展開から短手数で快勝した。柵木五段は「ここまで相懸かりで勝ってきたので、今日はとりあえず相懸かりをしよう、と考えていました」と話した。

一方、受ける展開になった服部七段は読み抜けがあり、「あまり考えていない手を指されて、想像以上に粘りが利かない形になってしまった」と悔やんだ。

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第2局は先後入れ替わり

第2局は先後が入れ替わり、服部七段が先手となる。柵木五段は「最近、先手番が多かったが、今度は後手番になる。しっかり準備して臨みたい」、服部七段は「しっかり立て直して、(第2局は)良い内容になるよう頑張りたい」と語った。第2局は13日、東京都渋谷区の将棋会館で行われる。

柵木五段はこの勝利で公式戦の連勝を15に伸ばし、14連勝で並んでいた藤井竜王を抜いて今年度の連勝記録で単独トップに立った。今年度の成績は17勝1敗。好調の理由については「一局ずつ、目の前の対局に向かっていった結果かなと思っています。(連勝できた要因は)あまり、いれこまず、自然体で臨めているからかな」と話した。

挑戦者になれば七段昇段

第2局も勝って挑戦者になれば、規定により七段に昇段する。

竜王戦は、ランキング戦の1~6組で好成績を挙げた11人が決勝トーナメントに参加する仕組み。5組優勝の柵木五段は、6組優勝の西田拓也六段(34)、4組優勝の長谷部浩平六段(32)、1組5位の佐々木勇気八段(31)、1組4位の斎藤慎太郎八段(33)、1組優勝の永瀬拓矢九段(33)の順に5連勝して挑戦者決定三番勝負に勝ち上がった。2組優勝の服部七段は、1組3位の菅井竜也八段(34)、3組優勝の増田康宏八段(28)を破って進出した。

柵木五段は1998年生まれ、愛知県西尾市出身。増田裕司七段(55)門下。名古屋大学工学部で学びながら棋士養成機関「奨励会」でプロ入りを目指す「二刀流」で奮戦し、大学卒業後の2023年4月1日付で四段に昇段した。

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