湊かなえさん、尾道市立大の新図書館で表現ワークショップ「AIでも小説は書けるが説明的で面白くない」
湊かなえさん、尾道市立大新図書館で表現ワークショップ

尾道市立大(広島県尾道市久山田町)で26日、新しい付属図書館が開館した。広島県因島出身の作家・湊かなえさんによる表現ワークショップや、映像に関する講演会などが行われ、大勢の学生や市民が聴講した。

新図書館は市民も利用可能

新図書館は鉄筋3階建てで、延べ床面積は約3115平方メートル。市民や市内への通勤通学者も利用可能で、登録手続きをすれば貸し出しを受けられる。椅子や階段に座って読むこともできる。

湊さんが「頭の中のカメラ」で表現する重要性を説く

湊さんのワークショップでは、尾道水道や天寧寺の写真をモチーフに、学生が小説の一場面として描写した文章を考察。「頭の中の映像を伝える」ように書くことを勧め、「人工知能(AI)でも小説は書けるが説明的で面白くない。頭の中のカメラを近づけたり引いたりして、読者をワクワクする頂上に連れて行って」と強調した。

映像講演会で日本原作映画の世界展開に言及

映像製作会社「フィロソフィア」(東京)社長で、市出身の藤村哲也さんの講演もあり、日本の漫画やアニメ、ゲームを原作にした映画が米国で多数制作され、今後も世界に広がる可能性を示唆した。