水戸葵陵高校(水戸市)の書道部が2日、愛媛県四国中央市で開かれた「第19回書道パフォーマンス甲子園」で、同校として初の連覇を果たした。昨年の初優勝に続く快挙で、世界に書道の魅力を届けようと磨き続けたパフォーマンスが大舞台で多くの人を感動させた。
全国109校から22校が本戦へ
実行委員会事務局によると、今大会には33都府県の109校が応募し、22校が同日の本戦に進んだ。
水戸葵陵は今回、世界中の人々に書道のすばらしさを伝えるため、ホルストの「木星」など外国人にも知られるクラシック音楽とともにパフォーマンスを披露。「書道」が今年、国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産への登録可否が審議されることを踏まえて構想を練った。
約6分間の圧巻のパフォーマンス
この日は荘厳な音色に合わせ、のびやかで一体感のある踊りを披露し、確かな技量で「世界」「歴史を刻む」など力強く美しい書を書き上げた。約6分間のパフォーマンスの最後に渾身の作が掲げられると、笑顔の部員たち12人に観客から大きな拍手が送られた。
審査員は「書道のユネスコ無形文化遺産登録に向け、大きな追い風になった。本当にありがとう」と語りかけ、「去年もすごかったが、技術がレベルアップしている」と評価した。
部員たちの喜びと感謝
結果が発表されると、部員たちは涙を流し、抱き合って喜んだ。佐原叶歩部長(18)は「プレッシャーもあったが、支えてくれた人たちへの感謝と、『世界に届ける』という決意で臨んだ。みんないい表情だった」と話した。
生配信で後輩の活躍を見守った前部長の根本栞恩さん(18)は「美しくそろった書き姿に団結力を感じた。勇気と努力が伝わり、連覇も成し遂げて心から感動した」とたたえた。



