漫画『呪術廻戦』完結記念特集:作者・芥見下々が語る裏話と最終回への想い
漫画『呪術廻戦』完結記念特集:芥見下々が語る裏話

『呪術廻戦』完結:芥見下々が語る最終回の舞台裏

連載開始から約6年、大人気漫画『呪術廻戦』(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)が2024年9月30日発売の44号をもって完結した。東洋経済の特集記事では、作者・芥見下々氏への独占インタビューを基に、最終回に至るまでの創作秘話やキャラクターへの深い愛情、そして物語に込めたメッセージを余すところなく伝えている。

最終回に込めた「呪い」と「解放」のテーマ

芥見氏はインタビューで、最終回のラストシーンについて「最初から決めていたわけではないが、物語のテーマである『呪い』と『解放』を体現する形にしたかった」と語る。主人公・虎杖悠仁の選択が、多くの読者の共感を呼んだシーンについて、芥見氏は「彼が自分なりの答えを出した瞬間を描きたかった」と振り返る。

最終話の執筆中、芥見氏は「とにかくキャラクターたちを幸せにしたかった」と述べ、特に伏黒恵と釘崎野薔薇のその後について、「彼らにも日常が戻ってほしいという願いを込めた」と明かす。また、五条悟の復活については「物語の構造上、必要だったが、読者の期待を裏切らないよう細心の注意を払った」と説明する。

Pickt横長バナー — Telegram用の共同買い物リストアプリ

連載中に変化したキャラクター像

芥見氏は、連載当初と最終回でキャラクターの印象が変わった点について言及。特に、宿儺(両面宿儺)については「最初は純粋な悪役として描いていたが、物語が進むにつれて彼なりの哲学や背景が見えてきた」と語る。また、虎杖と宿儺の関係性について「最終的には、ある種の共依存のような関係になった」と分析する。

一方、読者の間で人気の高いキャラクター・五条悟については、「彼は最強であるがゆえに孤独で、その孤独を描くのが難しかった」と芥見氏。最終回で五条が見せた表情については「あれが彼の本当の姿かもしれない」とほのめかす。

アニメ化とメディアミックス展開への影響

『呪術廻戦』は、2020年から放送されたテレビアニメが大ヒットし、その後も劇場版『呪術廻戦 0』や続編のアニメが制作されるなど、メディアミックス展開が成功した。芥見氏はアニメ化について「原作のイメージを壊さず、むしろ広げてくれた」と感謝。特に、声優陣の演技については「キャラクターに命を吹き込んでくれた」と絶賛する。

今後の展開について、芥見氏は「しばらくはゆっくり休みたい」としながらも、「いつかまた何か描けたらいいな」と含みを持たせる。また、スピンオフ作品については「可能性はゼロではないが、今のところ具体的な予定はない」と述べるにとどめた。

ファンへのメッセージと今後の展望

インタビューの最後に、芥見氏はファンに向けて「6年間、本当にありがとうございました。この作品が誰かの心に残るものになっていれば幸いです」とメッセージを送る。また、連載中にSNSなどで寄せられた反応について「批判も含めて、すべてが励みになった」と振り返る。

『呪術廻戦』の完結は、多くのファンに衝撃と感動を与えた。芥見氏が描いた「呪い」と「解放」の物語は、今後も長く語り継がれるだろう。単行本の最終巻(30巻)は2024年12月に発売予定で、特装版には描き下ろしの漫画や設定資料集が付属するという。

Pickt記事後バナー — 家族イラスト付きの共同買い物リストアプリ