声優・俳優・アーティストの七海ひろきが、7月7日深夜より日本テレビ“AnichU”枠ほかにて放送中のテレビアニメ『天は赤い河のほとり』(毎週火曜 深1:29 ※第1話は深1:39〜)でナレーションと氷室役を担当し、オープニングテーマの歌唱・作詞も手がけている。学生時代から原作を愛読してきた筋金入りのファンが、ついに念願の作品参加を果たした。
20年越しのアニメ化に歓喜
七海は「この作品がアニメ化されると聞いたとき、すごくうれしかった。これまでドラマCDはあったけど、アニメ化はしていなかったんだと改めて気づいて。名作がアニメになるのを自分自身も見てみたいと思っていたので、関われるならこんな幸せなことはないと思っていました」と語る。主題歌の歌唱が決まった際も「本当にうれしかった」と振り返る。
オーディション秘話:自らセリフを抜粋
役について、七海は「オーディションになかったキャラクターのセリフも自分で原作から抜粋してテープに録音し、『よかったら聞いてください』と一緒に送らせていただいた」と明かす。その後、ナレーションと氷室の2役を担当することになり、「こんなに関われるのが今でもとてもうれしい」と喜びを語った。
原作との出会い:学生時代から夢中
『天は赤い河のほとり』は、1995年〜2002年に『少女コミック(現Sho-Comi)』(小学館)で連載された歴史ファンタジー漫画。累計発行部数は2000万部を突破し、第46回小学館漫画賞少女部門を受賞。2018年には宝塚歌劇団で舞台化もされた。七海は「少女漫画とは思えないほどの歴史のロマン、壮大な人間ドラマが描かれている。権謀術数や国同士の争いの中での恋愛模様もあって、本当に飽きさせない展開が素晴らしい」と原作の魅力を語る。出会いは学生時代で、連載中に途中から読み始め、1巻から読み直して夢中になったという。
氷室役への思い:ユーリの隣にいる存在
七海が演じる氷室は、原作の序盤と終盤に登場するキャラクター。「作品全体を外側から見ているような存在。いただいたセリフの中で、まだただの一人の少女だったユーリが、ちょっとボーイフレンドとして一緒にいたいなと思うような人物像でいられたらと思いながら演じました」と役への思いを語る。
作詞の裏側:3週間かけた格闘
オープニングテーマ「暁の空」の作詞は、まず原作を最初から最後まで読み直すことから始めた。七海は「あまりにおもしろくて、作詞しなきゃいけないのにまた話に夢中になってしまって…『ダメだダメだ、作詞だ』と何回か繰り返しました(笑)」と苦笑い。ところどころ歌詞にしたいエピソードがあり、そのシーンやストーリーの展開を自分の言葉で表現していったという。「1番はユーリがこの世界に来て翻弄されながらも『ここで生きていくぞ』という決意、2番はカイルと出会ってこの世界に残ろうとするあたりを意識して書きました。期間は3週間ほどかけました。曲の言葉数を数えるところから始まって、入れたい言葉を書き出し、どう流れを作るか考えながら。サビは特に時間をかけ、耳に残るサビにしたいと思っていました」と制作過程を詳細に語る。
異国情緒あふれる曲調:作品に合うと確信
曲を初めて聴いた感想について、七海は「何曲かある中から選ばせていただいたんですが、異国情緒あふれる感じの曲調がすごく素敵だなと思って選びました。ヒッタイトの世界観にも合うと思いましたし、昨今のアニメ主題歌とはちょっと違う、少し昔ながらの雰囲気も出せたらいいなとも思いました。この作品自体が連載開始から30年以上経つ作品なので、そういう意味でも合っているんじゃないかなと」と語る。
宝塚時代の思い出:宙組公演を観劇
七海は元宝塚歌劇団・星組の男役スター。宝塚時代に宙組で上演された舞台版も観劇したという。「私は元々宙組にいたんですが、組替えで星組に行ったので、残念ながら出演することはできず、うらやましく思っていました。でも、観る側として楽しめたのはよかったです。宝塚の豪華な世界観、綺麗な衣装、素敵なセットで作品を観られたのはとても良い体験でした。楽屋にも行って、宙組の皆さんと『原作のここがいいよね』『どのキャラが好き』なんて話をしたのを覚えています」と懐かしむ。
推しキャラ・ルサファの魅力
個人的に特に好きなキャラクターとして、七海は「ルサファです。この作品には一途なキャラクターが多いんですが、ルサファは特に誠実で。すごく素敵だなと思っています。かっこいいんですよね」と熱弁。ネタバレに配慮しつつも、その魅力を語った。
見どころ:性別・年齢問わず楽しめる
最後に、初めて作品に触れる方へ向けて、七海は「この作品はユーリの成長物語であり、ユーリがどういう人生を送っていくかを描いたアニメ。ぜひ主人公の気持ちになって、いろんな事件やいろんな人に出会いながら翻弄されつつも強く生きていくユーリに感情移入して見てほしい。自分がもしヒッタイトの世界に行ったら、と想像しながら見ると、より楽しめると思います。少女漫画ではありますが、歴史が好きな方も、政治的な駆け引きが好きな方も、性別や年齢を問わず幅広く楽しめる作品です。アニメをきっかけにぜひ原作にも触れてもらって、ルサファがどうなっていくかも含めて……心がえぐられるかもしれないけど、その体験をぜひ皆さんにしてほしいなと思います」とメッセージを送った。
放送情報
テレビアニメ『天は赤い河のほとり』は、7月7日深夜1:39(翌週以降は毎週火曜 深1:29)より日本テレビ“AnichU”枠、7月8日深夜0時よりBS日テレ(毎週水曜 深0:00)で放送中。オープニングテーマ「暁の空」は七海ひろきの2ndシングル「AKATSUKI」(キングレコード)に収録されている。



