アニメ『これ描いて死ね』聖地・伊豆大島が再注目される理由と巡礼ガイド
アニメ『これ描いて死ね』聖地・伊豆大島巡礼ガイド

アニメ『これ描いて死ね』の舞台となった伊豆大島が、再び注目を集めている。沖縄や屋久島よりも手軽にアクセスできるこの島は、かつて若者で賑わい、今また新たな作品の聖地として脚光を浴びている。

東京から船で約6時間、リーズナブルな船旅

東京から伊豆大島へは、東海汽船の「さるびあ丸」などが就航。かつては最もリーズナブルな2等席がカーペットシートで、寝転がって過ごす船旅が楽しみの一つだった。コロナ禍を経てリニューアルされ、現在は椅子席や個人用仕切り付きの指定席(和室)も用意されている。5階の展望デッキからは羽田空港やお台場を間近に望め、船旅を満喫できる。料金は沖縄行きより格段に安く、学生でも手が届く価格帯だ。

元町港周辺のグルメと見どころ

伊豆大島の海の玄関口は島西部の「元町港」。天候により発着港が変更されることもある。この港は『これ描いて死ね』以外にも、アニメ『ビビッドレッド・オペレーション』(2013年)やテレビドラマ『東京放置食堂』(2021年)など多くの作品に登場する。港周辺には島のグルメを楽しめる店が集中。特に海の幸が豊富で、「寿し光」では郷土料理「べっこう」(魚の切り身を青唐辛子入り醤油に漬け、甘めの酢飯で握った寿司)が味わえる。また、大島は酪農が盛んで、地元の「大島牛乳」を使ったアイスクリームは「トリトン」で提供されている。

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メイン舞台・波浮港のレトロな風景

本作のメイン舞台は島南部の港町「波浮港」。1801年に開港し、風待ち港として栄えた。大島一周道路から港を見下ろす展望台は、原作にも登場する絶景スポットで、島で一二を争う景観だ。脇道に入ると時が止まったようなレトロな集落が広がり、散策に最適。入場料無料の絶景動物園もあり、観光客に人気だ。

『伊豆の踊り子』や『ゴジラ』も訪れた名所

伊豆大島は『これ描いて死ね』だけでなく、川端康成の『伊豆の踊り子』や映画『ゴジラ』シリーズなど、数多くの名作の舞台やロケ地となってきた。コンテンツツーリズム研究家の古関和典氏は「伊豆大島は東京からのアクセスの良さと、多様な作品に登場する豊かなロケーションが魅力。アニメファンだけでなく、文学や映画ファンも楽しめる」と語る。

アクセスと観光のポイント

東京からは竹芝客船ターミナルから東海汽船のジェット船(約2時間)や大型客船(約6時間)でアクセス可能。飛行機なら調布飛行場から約45分。島内はバスやレンタカーで移動できる。波浮港や元町港のほか、三原山の火口や温泉も見どころ。船旅を楽しみたいなら、夜行便でカーペットシートを選ぶのも一興だ。

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