H3ロケット9号機、種子島から打ち上げ みちびき7号機搭載
H3ロケット9号機、種子島から打ち上げ みちびき7号機

日本の主力大型ロケット「H3」9号機が11日午前4時23分、鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げられた。搭載する国の準天頂衛星「みちびき7号機」を、約29分後に分離して軌道投入する計画で、予定通りに分離を実施できたかどうか、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が確認を急いでいる。

みちびきとは

みちびきは、カーナビゲーションなどに使われる米国の衛星利用測位システム(GPS)の日本版の役割を担う。現在は5基を運用中で、7号機の投入に成功すれば6基に拡充する。将来は7基体制を構築し、GPSに頼らない運用を目指す。

H3ロケットの特徴

H3は、民間企業の衛星打ち上げなど急拡大が続く宇宙輸送需要の大量獲得を狙い、顧客にとって打ち上げ費用が安く使いやすいロケットとして開発された。機体は3形態あり、これまで最も打ち上げ回数が多いのが、主エンジン2基と補助エンジン2基からなる標準型の「22形態」。ほかは、補助エンジンを4基に増やした「24形態」と、主エンジン3基だけの「30形態」だ。

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打ち上げの経緯と今回の意義

しかし、22形態は令和5年3月の初号機が打ち上げに失敗。6年2月の2号機以降は5機連続で成功したが、7年12月の8号機が再び失敗した。今年6月には30形態の6号機が成功したものの、22形態の打ち上げは約8カ月間にわたって途絶えていた。そのため9号機の成否は、H3が「平常モード」を取り戻し、日本の宇宙輸送への信頼を回復できるかどうかを左右する。

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