走ってはいけない「逃走中」を鈍足記者がVRで体感、ハンターから逃げ切れるか
走ってはいけない「逃走中」を鈍足記者がVRで体感

フジテレビの人気番組「逃走中」をVR(仮想現実)空間で体験できる期間限定イベント「逃走中リミナルワールド」が、東京・お台場で開催されている。番組では体力自慢の芸能人らと「ハンター」の追いかけっこが目玉だが、「走ってはいけない」ルールだと聞きつけ、鈍足の記者も、夏休み中の小学生や若者の叫びが聞こえてくる会場に潜入した。

開始直後に確保

会場は「ダイバーシティ東京 プラザ」(東京都江東区)の6階の一角。番組の制作スタッフが全面協力したというだけあって、実際に番組で使用された装置が展示されていたり、参加前の注意事項も番組と同じ声でアナウンスされていたりと、世界観の統一に余念がない。

ゲームは鬼ごっこの要領で、スーツにサングラス姿のハンターに捕まらないよう「逃走」するのだが、走るのは禁止だ。時間は約15分間。逃走中のルールとは違い、捕まっても解放されるが、終了時の獲得ルナ(逃げた時間に応じた報酬、確保時に全て没収)によってスコアが決まるため、身を隠しながら逃げ続ける必要がある。

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参加前に顔写真撮影などを行い、QRコード付きのレシートを受け取る。以降、ゲームの記録はこのQRコードで管理される。顔写真は同伴者と認識するため、ゴーグル装着後にVRの視覚の中で表示される。

目指せ完全制覇

ゲームが始まり、記者は何と開始数秒で確保。すぐ近くのハンターボックスにいたハンターが放出されるとわかった瞬間、慌てて小走りになってしまったのが違反とみなされたようだ。急に動くことなく、ゆっくりと移動する必要がある。

ゲームは「5つの数字を小さいものから押せ」などといったミッションをはさみながら進行。VR空間の中で、物入れの扉を開けてオブジェを取り出し、それを足元に置くとワープができる。この一連の流れを、ハンターの目を盗みながら繰り返す。

「早くミッションをクリアしないと見つかってしまう」とあせる一方、「この角を曲がったところにハンターがいるのではないか」と一歩踏み出せない。まさに番組と同じ緊張を味わうことができ、幼少期にテレビにくぎ付けになっていた大人も、今まさに熱狂している子供も、鬼ごっこの比にならない興奮を覚えるだろう。

記者は何度も急に動いたことで違反となり、さらに数回捕まり、終了時のルナは約1万、ランクは「ノーマルランナー」という結果に終わった。しかし、一度も捕まらずに逃げ切る「完全制覇」を達成した猛者は既に何人もいるといい、逃走中ファンのすさまじい情熱を感じた。

自分で写真撮影も

都内在住の小学生、島貫壱多(いちた)さん(11)は、夏休みに父親と一緒に挑戦。「ドキドキしながら、必死でハンターから逃げた。もう一回やりたい」と高揚した表情で語った。

真剣にハイスコアを目指している人はそれどころではないだろうが、ゴーグルを装着した状態でも自分で写真を撮ることができるので、思い出として残したい人は挑戦してみてはいかがだろうか。

開催は9月27日まで、料金は平日で大人2700円、小学生は1700円。詳細は未定だが、今後、東京以外の都市でも開催する予定だという。

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