リドリー・スコット監督の最新作『ラスト・サバイバー』が、8月28日に公開される。“次期ジェームズ・ボンド候補”の一人として名前が挙がるジェイコブ・エロルディを主演に、ジョシュ・ブローリン、マーガレット・クアリー、ガイ・ピアース、アリソン・ジャネイら“主役級”キャストが集結している。
『ブレードランナー』『エイリアン』の監督が手がけるディストピア・サバイバル
本作は、『ブレードランナー』(1982年)、『エイリアン』(1979年)などを手がけてきたスコット監督が、ピーター・ヘラーの小説「ドッグ・スターズ」(邦題:ラスト・サバイバー)を映画化したディストピア・サバイバル。謎のパンデミックによって人口の90%が死滅した世界で、わずかな希望を求める人々の姿を描く。
主人公ヒッグを演じるジェイコブ・エロルディは、身長190センチを超える堂々とした存在感から、ソフィア・コッポラ監督に「往年のハリウッドスターのような天性の魅力がある」と評された俳優だ。ギレルモ・デル・トロ監督の『フランケンシュタイン』(2025年)では怪物役を演じ、「第98回アカデミー賞」助演男優賞に初ノミネート。新たなジェームズ・ボンド役の候補として名前が挙がるなど、次世代のスターとして期待を集めている。
サノス役ジョシュ・ブローリンら豪華顔ぶれ
本作で演じるヒッグは、妻を失った深い傷を抱えながらも、荒廃した世界のどこかに希望が残されていると信じる人物。泥臭さと繊細さを行き来する演技で、物語の中心を担う。
ヒッグと共同生活を送る元軍人バングリー役は、「アベンジャーズ」シリーズの最強の敵・サノス役で強烈な印象を残したジョシュ・ブローリン。『ミルク』(2008年)では「第81回アカデミー賞」助演男優賞にノミネートされており、大作から人間ドラマまで幅広い作品で存在感を発揮してきた。
ヒッグが旅の先で出会う女性シーマ役には、『メイドの手帖』(2021年)、『サブスタンス』(2024年)でゴールデングローブ賞にノミネートされたマーガレット・クアリー。過酷な世界にあっても、ヒッグと同じように希望を捨てきれない女性を演じる。シーマを守ろうとする父ジャック役は、『メメント』(2001年)、『ブルータリスト』(2024年)などのガイ・ピアース。ヒッグやシーマとは対照的に、外の世界を危険と捉え、徹底して自分たちを守ろうとする人物に扮する。
オスカー女優アリソン・ジャネイも出演
このほか、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(2018年)で「第90回アカデミー賞」と「第75回ゴールデングローブ賞」の助演女優賞を受賞したアリソン・ジャネイも出演している。
本作では、人間性を失った者たちが奪い合い殺し合う荒廃した世界で、希望を求めて外の世界へ向かおうとするヒッグとシーマに対し、生き残るために外界を遮断しようとするバングリーとジャック。極限状態で異なる価値観を持つ人物たちが向き合うことで、それぞれの俳優の演技がぶつかり合う。
次世代のハリウッドを担う存在として注目されるエロルディをはじめ、賞レースを彩ってきた俳優たちが集結した『ラスト・サバイバー』。スコット監督のもと、終末世界を生きる人々の選択を、重厚なアンサンブルで描き出す。



