NVIDIAが「COMPUTEX TAIPEI 2026」で発表したSoC「RTX Spark」を搭載するWindows PCが、10月から順次販売される。ドイツ・ベルリンで9月8日(日本時間)まで開催されている「IFA 2026」では、販売時期は未定ながらも、Lenovoが2in1ノートPC「Yoga 9n 2-in-1」を、AcerがコンパクトデスクトップPC「Acer SFF RTX Spark」を投入する予定であることを発表した。
RTX Spark搭載PCの新モデル
RTX Spark搭載モデルとして新たに追加されたのは、LenovoのYoga 9n 2-in-1(左)と、AcerのAcer SFF RTX Sparkだ。ローカルAIを導入しやすくする取り組みも進んでいる。
ローカルAIエージェントの導入を簡素化
NVIDIAでは、RTX Spark搭載Windows PCや、RTX Sparkとスペックが近い「DGX Spark」を搭載するLinux PCにおいて、ローカルAIエージェントの導入を簡素化する動きを進めている。対象となるエージェントは以下の通りだ(いずれもGeForce RTX/NVIDIA RTX PROを搭載するPCも一部対象)。
- Perplexity Portable Computer(Windows版は間もなく)
- Hermes Agent(Linux版は間もなく)
- OpenClaw
「NVIDIA PAIR」のベータ版がリリース
NVIDIAでは、RTX Spark/DGX Sparkを含むPC/ワークステーションをLAN上で「連携」させてAI処理の高速化を図るソリューションとして「NVIDIA Personal AI Router (PAIR)」の開発を進めている。このほど、そのベータ版が登場した。
NVIDIA PAIRを導入したPC/ワークステーションでは、LLMの行う推論処理の一部をLANを介して並列(分散)して行うことができるようになる。あるデバイスで負荷の大きいタスクを実行し始めた場合に、処理を別のデバイスに振ることも可能だという。
NVIDIA PAIRはWindows/Linux/macOSに対応しており、現時点ではOllamaやLM Studioなどで利用できる。Windows/LinuxではGeForce RTX/NVIDIA RTX GPUを搭載するPC(NVIDIA RTX PROはTuring以降のアーキテクチャ)またはDGX Spark、macOSではM4チップファミリー以降を搭載するMacで動作する。



