総務省がNTT東日本に対し、通信の秘密に関わる情報の取り扱いについて是正を求める行政指導を行っていたことが、複数の関係者への取材で明らかになった。
行政指導の内容と背景
この行政指導は、ネットワークの仮想化技術を活用した新たな通信システムの導入に伴い、通信の秘密に該当する情報が従来とは異なる形で取り扱われる可能性があることを踏まえたものだ。
具体的には、NTT東日本が導入を進めている次世代通信網において、通信データの管理方法が法律が想定する範囲を超える恐れがあると総務省が判断したとみられる。
5G時代の法解釈を巡る課題
通信業界では、5Gの普及やネットワーク仮想化の進展により、従来の法規制の枠組みでは対応が難しいケースが増えている。今回の行政指導は、そうした技術革新と法制度の乖離を浮き彫りにした形だ。
総務省は、通信の秘密の保護を徹底するようNTT東日本に求めており、NTT東日本も指導に従って対応を進めている。今後の動向が、5G時代の通信規制の在り方を左右する可能性がある。



