関空第1ターミナル送迎レーン、有料化スタート
関西空港の第1ターミナルで18日午前0時、到着エリアの送迎レーン(約400メートル)の有料化が始まった。運営する関西エアポートが、自家用車による客の送迎「白タク」や違法駐車の横行を防ぐため、利用時間に応じた料金徴収に踏み切った。
新設された入口と出口のゲートでナンバープレートを読み取り、滞在時間に応じて課金する仕組み。10分までは無料で、10分超~15分は900円、以降は5分ごとに300円が加算される。
背景:白タク横行と利用者増加
関空の利用客数は年々増加し、2025年度は過去最高の約3300万人を記録。主要航空会社の拠点である第1ターミナル1階到着エリアには、バス・タクシーレーンのほか、一般車用の送迎レーンと通過レーンがある。送迎レーンは駐車禁止だが、これまで入出場管理ゲートがなく、一般車や白タクによる長時間駐車が常態化していた。
大阪府警によると、関空内の白タク行為で2024年に1人、2025年に2人を検挙。関西エアポートは送迎レーンの適正利用を促すため有料化を決定した。今後、4階の出発エリアでも同様のシステムを導入する予定。
利用者の反応:混雑緩和に期待
18日午前、送迎レーンではゲートを通過した車が指定枠内に駐車し、人の乗り降りが終わると数分後に走り去る様子が見られた。友人とのベトナム旅行から帰国し、家族が迎えに来ていた岡山県鏡野町の農業男性(79)は「いつも車で送り迎えをしてもらっている。今までは割と混んでいたが、今日はすいていてスムーズに乗り降りできる」と喜んだ。
今後の展望
関西エアポートは、有料化による車の滞留防止効果を検証し、必要に応じて料金体系や運用時間の見直しを検討する方針。白タク対策として、警察と連携した取り締まりも継続する。



