2026年7月16日朝、全国的にクレジットカードの決済障害が発生している模様だ。ユーザーからは「カードが使えない」といった報告が相次ぎ、X(旧Twitter)では「クレカ障害」がトレンド入りした。
日本カードネットワークが障害情報を発表
日本最大級のクレジット・キャッシュレス決済プラットフォーム「CARDNET」を運営する日本カードネットワークは、16日午前10時ごろまでに3回にわたって障害報告を出していた。ただし、同社によると、この報告は「加盟店でカードが使えない障害が通常より多く発生している場合に、検知速報として出しているもの」であり、自社の障害発生報告ではないという。16日朝は「通常よりエラーが多くなった」ため報告を出したが、原因は自社ではなく、詳細は分かっていないとしている。
Xでは、Visaブランドのカードや三井住友カードが使えなかったという報告が目立つが、三井住友カードの広報担当者によると「他社カードも含めて影響が出ているようだ」という。
CARDNETの障害報告と関連するトラブル
CARDNETの障害報告は複数回出ており、同日にはJR東日本の「モバイルSuica」でも障害が発生していた。JRグループでは、JR東日本の「モバイルSuica」で同日に障害が起きたが、MARS(JRの座席予約システム)とモバイルSuicaの障害は「無関係」としている。
モバイルSuicaの障害では、「チャージできない」「アプリから消えた」といった報告があり、JR東日本がメンテナンスを実施。メンテナンス中は、アプリからのチャージやSuicaグリーン券の購入などが利用できなかったが、チャージ済みの残高や購入済みの定期券などは利用可能だった。
JR東日本は7月10日、6月30日と7月1日に発生したモバイルSuicaのシステム障害について、原因と対策を発表。また、その影響で定期券やSuicaグリーン券などを利用できなかったユーザーに対し、別途負担した運賃などの補償を実施するとした。
6月30日~7月1日は月末月初で定期券更新のタイミングと重なっており、定期券購入を諦めてPASMOやSuicaの残高などから支払った旅客も多かったとみられる。
キャッシュレス決済の障害相次ぐ
キャッシュレス決済基盤を提供する日本カードネットワークは、一部サービスに障害が発生していると発表した。前出のGMOペイメントゲートウェイは6月4日、同社が運営する複数の決済サービスで約1時間にわたり障害が発生し、ネット通販やフードデリバリーなどの決済に影響が出た。
このように、クレジットカードやキャッシュレス決済の障害は頻発しており、現金の必要性を再認識する声もXでは上がっている。



