東洋経済は、2025年に注目すべき10の新技術を写真特集で紹介した。人工知能(AI)、バイオテクノロジー、エネルギーなど多岐にわたる分野で、社会に大きな変革をもたらす可能性がある技術が選ばれている。
AIと機械学習の進化
特集のトップは、生成AIのさらなる進化だ。OpenAIのGPT-5やGoogleのGemini後継モデルなど、大規模言語モデル(LLM)の性能が飛躍的に向上。東洋経済は「AIが創造性を要する作業にも参入し、ビジネスや芸術の在り方を変える」と指摘する。また、エッジAIの普及により、スマートフォンやIoT機器でのリアルタイム処理が可能になるという。
バイオテクノロジーの革新
次に、CRISPR技術を応用した遺伝子治療が実用化段階に入る。米国や欧州で承認された治療法が日本でも導入され、難病治療に光明をもたらすと期待される。さらに、培養肉の商業生産が本格化し、環境負荷の低減と食料問題の解決に貢献する。
エネルギーと環境技術
エネルギー分野では、次世代太陽電池であるペロブスカイト太陽電池の量産化が進む。従来のシリコン系より軽量で柔軟性があり、建物の壁面や窓にも設置可能。また、小型モジュール炉(SMR)と呼ばれる次世代原子炉の開発が各国で加速し、安全で安定したクリーンエネルギー源として期待されている。
交通とモビリティ
自動運転技術はレベル4(特定条件下での完全自動運転)が都市部で実用化される。東洋経済は「交通事故の減少や移動の効率化に貢献する」と評価。また、空飛ぶクルマ(eVTOL)の商用運航が2025年に始まる見込みで、都市間の移動時間を大幅に短縮する。
デジタルヘルスとウェアラブル
ウェアラブルデバイスが医療機器として進化し、血糖値や血圧の連続モニタリングが可能に。AIによる診断支援と組み合わせることで、予防医療の質が向上する。東洋経済は「個人の健康管理がより精密になり、医療費の削減にもつながる」と述べている。
量子コンピュータの実用化
量子コンピュータが特定の分野で実用的な計算能力を発揮し始める。創薬や材料開発、暗号解読などでの応用が期待され、東洋経済は「従来のスーパーコンピュータでは不可能だった問題解決が可能になる」と強調している。



